初投稿2025年11月20日最新更新日2025年12月5日
干し柿を作ろうと思っても、「渋柿ってどこで売ってるの?」と悩む方は多いのではないでしょうか?
実は、渋柿は一般スーパーではあまり出回らず、旬の時期を逃すと手に入らないことがあります。
この記事では、私自身の購入体験を交えながら、渋柿の旬・販売場所・値段の目安・通販情報・見分け方をまとめました。
記事の最後には、買った渋柿で「干し柿の作り方」へのリンクも載せていますので、最後まで記事を読んでくださいね。
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渋柿の旬はいつ?出回る時期を知っておこう
渋柿の旬は、10月中旬〜11月下旬ごろ。特に「干し柿用」として出回るのは、10月後半〜11月上旬のわずか1ヶ月ほどです。
地域によって少し違いがあり、
- 東北地方:10月中旬〜11月下旬
- 関東〜関西:10月中旬〜11月中旬
- 九州:10月上旬〜11月上旬
といった感じです。
渋柿は「西条柿」「愛宕柿(あたご)」「甲州百目柿(こうしゅうひゃくめ」「平核無柿(ひらたねなし)」など干し柿に向いた品種が多く、柔らかくなる前に収穫されます。
渋柿は出回る時期が短いので、10月下旬ごろから産直や道の駅をチェックしておくのがおすすめです。
渋柿はどこで買える?販売場所別に解説
道の駅・直売所・JA(農協)
渋柿を確実に見つけたいなら、まずは道の駅や地元の産直コーナーを探すのが一番早いです。農家さんが直接出荷しているため、旬の時期には箱売り・袋売り両方が並びます。
私も近所の産直コーナーで購入しました。8個入りで500円ほど。スーパーよりは少し高めでしたが、形が揃っていて、色付きもきれい。干し柿用にぴったりの硬さでした。
重量は、
- 大きいものは:1個あたり150g〜170gくらい。8個で約1300g
- 小ぶりなものは:1個あたり80g〜100gくらい。15個で約1300gでした。


また、JAの直売所や「JAまつり」などのイベントでは、5Kgや10Kg単位の箱売りもあります。家でたくさん干し柿を作る方は、JAや地元のイベントをチェックすると良いでしょう。
スーパーや青果店
渋柿は一般のスーパーでは少なく、並ぶのは主に甘柿(富有柿など)。ただし、地方のスーパーや地元密着の青果店では「干し柿用」として期間限定で渋柿が並ぶことがあります。
私が買ったスーパーでは訳あり品が8個入りで200円!やや傷や黒ずんだところがあったり、ヘタの枝がとれたものもありましたが、干すには問題なく仕上がりました。あまりにも安かったので、見つけたときは思わず即買いしました。


スーパーや青果店の場合は、収穫して日が経っているものが多いように思います。新鮮な渋柿を選ぶのであれば、道の駅や産直、通販などを利用することをおすすめします。


通販サイト・お取り寄せ
旬の時期に買い逃した場合や、まとめ買いしたい場所は通販が便利です。
たとえば:
- 楽天・アマゾン・Yahoo!ショッピング
- JAタウン(農協直営の公式通販)
- ポケットマルシェ・産直アウル
などで、「干し柿用渋柿」の商品名で検索できます。
価格の目安は:
- 5Kg箱…2500〜3000円前後
- 10Kg箱…4000〜4500円前後
「訳あり品」や「サイズ不揃い」は安く販売されており、家庭用には十分です。特に楽天では10月下旬になると「干し柿用渋柿」の在庫が増えるので、毎年チェックしておくと便利です。
干し柿は渋柿じゃないとダメ?
よく「甘柿でも干し柿にできるの?」という質問がありますが、
結論:干し柿は渋柿で作るのが基本です。
渋柿を干すと、渋の成分(タンニン)が不溶化して甘みに変わり、あの独特のねっとりした甘さになります。甘柿を干しても、多少甘くはなりますが、風味と濃厚さがまったく違うのです。
干し柿特有の「深い甘さ」「粉吹き」は、渋柿ならではの変化。
だからこそ、干し柿作りには渋柿が欠かせません。
渋柿と甘柿の見分け方
渋柿は見た目では甘柿とほとんど区別がつきません。ただし、以下のポイントを押さえると見分けやすくなります。
- 品種名で判断:「西条」「愛宕」「市田柿」「枯露柿」「平核無柿」などは渋柿
- 販売表示:「干し柿用」と書かれていれば干し柿
- 形:やや縦長で四角い形のものが多い(富有柿は丸め)
- 産地・時期:10〜11月に出回る柿は渋柿の可能性が高い


もし甘柿と思って買ったら渋かった…という場合も大丈夫。
干すことで渋が抜け甘くなるので、安心して食べられるようになります。
「干し柿の作り方」「ヘタが取れた渋柿の干し方」は、こちらで紹介しています。
渋柿の使い道|干し柿以外の楽しみ方も
渋柿は干す以外にも、渋抜きしてそのまま食べる、ジャムなどの加工するなど、いろいろ活用できます。
- 焼酎渋抜きで1〜2週間後に食べる
- 1週間〜10日ほど冷凍で渋を抜きし、自然解凍して食べる
- 渋抜き後にジャムに加工し、パンやヨーグルトに
冷凍で渋抜き方法の記事はこちらで紹介しています。
加工品に興味のある方は、こちらの記事も覗いてみてくださいね。
まとめ|渋柿は「旬の10〜11月に道の駅・通販で」見つけよう
私自身、スーパーでは200円・産直で500円と価格差がありましたが、全部立派な渋柿で、干し柿にしておいしく仕上がりました。


旬の時期を逃さず、ぜひお気に入りの渋柿を探してみてくださいね。
甘柿はこちらのサイトがおすすめです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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