初投稿2024年9月22日最新更新日2025年12月26日
冬の鍋物には欠かせない白菜。ビタミンCやカリウム・食物繊維などが多く含まれている栄養価の高い野菜です。そして、鍋物以外にも炒め物・煮物・サラダや漬物など食べ方が豊富なため、家庭でも重宝している方も多いのではないでしょうか。
そんなお悩みはございませんか?
そんな方に試していただきたいのが、「ミニ白菜」です。ミニ白菜は、1株が直径15〜20cmほどの小型白菜のことを指します。通常の白菜は2Kg〜3Kgほどの大きさですが、ミニ白菜は500g〜1Kgほどの小さい白菜なので、通常の白菜より育てやすく、プランターの栽培にも向いています。
また、苗から栽培することで、難しい種まき管理をしなくて済むので初心者の方でも簡単に始められます。
この記事では、「ミニ白菜を苗から育てるプランター栽培のやり方」を紹介しますので、最後まで読んでくださいね。
家庭菜園初心者におすすめな野菜はこちらで紹介しています。
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プランターで手軽に!ミニ白菜栽培の魅力と注意点

白菜は通常、畑で栽培する野菜ですが、ミニ白菜は、コンパクトなサイズで育てやすく、家庭菜園初心者にもぴったりの野菜です。
限られた場所で栽培できるミニ白菜は、初心者におすすめな野菜ですが、栽培にはメリットやデメリットなどいくつかの注意点もありますので、チェックしてみてくださいね。
ミニ白菜をプランターで育てるメリット
畑ではなくプランターで育てると、次のようなメリットがあります。
スペースを取らずに育てられる
栽培期間が短く収穫しやすい
- ミニ白菜は早生品種が多く、種まきから約60日ほどで収穫できます。
- 春と秋の2回栽培も可能で、手軽に楽しめるのが魅力です。
病害虫の管理がしやすい
- 地植えに比べて害虫の発生を早く発見しやすく、対処がしやすいのもプランター栽培の利点です。
- 特に白菜はアブラナ科のため病害虫がつきやすいですが、プランター栽培ならネットをかけやすく管理も簡単です。
- 防虫ネットを使えば、無農薬でも綺麗な白菜を収穫できる可能性が高まります。
土壌管理が簡単
ミニ白菜をプランターで育てるデメリット
プランターで栽培するメリットがあれば、デメリットもありますので確認しておきましょう。
水切れ管理がやや難しい
- プランター栽培では水切れしやすく、逆に加湿にもなりやすいため、水やりの管理がポイントになります。
- 特に結球期(葉が巻いてくる時期)は水分不足に注意が必要です。
肥料切れに注意
栽培数に制限がある
強風・大雨・日照不足の影響が受けやすい
- ベランダや屋外では、風や雨、日照不足の変化に注意が必要です。
- 倒れるの防止するために支柱を立てたり、雨に当たらない場所や日当たりの良い場所に移動する工夫も必要です。
プランター栽培で簡単!ミニ白菜(ハクサイ)の育て方
秋から冬にかけて人気の「白菜」。
中でもミニ白菜は、家庭菜園やベランダ菜園にぴったりの野菜です。秋は害虫被害も少なく、結球もしやすいためおすすめシーズンです。
「家庭菜園初心者」白菜(ハクサイ)栽培は苗から育てるのが簡単
白菜は、発芽率がよくなく発芽までの管理や防虫対策などの栽培管理が大変な野菜です。家庭菜園で白菜を栽培をするのは中級者以上の方が多く、初心者の方が白菜を栽培するのは難しいといわれています。
そこで、白菜を苗から栽培することでハードルが下がり、白菜の品種をミニ白菜にすれば、広くない畑やプランターでも育てられるので、広い畑がなくても簡単に始めることができます。そして、ミニ白菜は植え付けから40〜50日ほどで収穫でき栽培期間が短いので、初心者の方にもおすすめです。
それでも白菜を種から栽培したい方は、白菜の種まき時期を確認していきましょう。
ミニ白菜の種まき時期
- 秋まき:8月下旬〜9月末(収穫は10月下旬〜1月ごろ)
- 春まき(中級向け):1月中旬〜3月ごろ(収穫は5月〜6月)
白菜は発芽率がよくなく、春まきは冬の温度管理が難しく、とう立ち(花が咲く)しやすいので、初めて白菜を栽培される方は「秋まき」から始めることをおすすめします。
白菜の種のまき方
- プランターに土を入れ、中央に深さ1cmのまき穴を作ります。
- 1ヶ所に3〜4粒ずつ種をまきます。2ヶ所以上にまく場合は、間隔を30cmほどあけるようにしましょう。
- 軽く土を被せ、水をたっぷり与え、日当たりの良い場所にプランターを置きます。
- 発芽し、本葉が2〜3枚になったら1本に間引きします。混み合っていると風通しが悪く病気になりやすいため、1本立ちに間引きのが大切です。
必要な道具類
ミニ白菜に必要なプランターの深さやサイズ
白菜の根は広く浅く張り、葉を大きく広げて育つため、適切なプランターを選ばないと「結球しない」「大きくならない」「葉が硬い」などの失敗につながります。
ミニ白菜でも、プランターの深さや大きさは収穫を左右する重要なポイントです。
白菜は見た目は葉物ですが、根をしっかり張る野菜です。根張りが悪いと結球しなかったり、生育が不十分になります。
- 標準サイズの白菜:30〜40cmの深さが必要。横幅60cm〜70cm
- ミニ白菜:20〜25cm程度の深さで十分。横幅60cmほどが理想
ミニ白菜は直径15〜20cmほどのコンパクトな結球が特徴なので、深さ25cm前後のプランターがあれば根がしっかり育ちます。これ以上浅いプランターだと、根が十分に張れず小さく育ってしまう可能性があります。
プランターの大きさは横幅が60cm〜70cmほど、深さは20cm以上のものでしたら、2株植えることができます。深いものよりも横に広いプランターを用意しましょう。
我が家のプランターは横の広さ60cm、高さ25cmの深さです。害虫予防にサニーレタスを植えたかったので、白菜は1株にしました。

プランターの種類
白菜は水分を多く必要とするため、底にしっかり排水穴があるプランターを選ぶことが大切です。
プランターに入れる土の量と準備
深さ25cm、横幅60cmのプランターを使う場合、20L前後の培養土が必要です。
市販の肥料などが入った野菜培養土を使うことで、土づくりをせずに簡単に始められます。
初心者の方やプランター栽培には、市販用培養土を使うことをおすすめします。
使用済みの土を使う方は、土を再生してから使うようにしましょう。そのまま使うと、病害虫の影響が出やすくなってしまいます。
使用した土の再生方法の記事は、こちらで紹介しています。
家庭菜園に必要な道具類はこちらで紹介しています。
白菜(ハクサイ)の植え付け時期
白菜を植え付ける時期は、
- 2月中ごろ〜4月中ごろ苗を植え付ける「春植え」と、9月中ごろ〜10月中ごろ苗を植え付ける「秋植え」の2回あります。
白菜は、害虫管理が必要な野菜のため、季節が冬から春になり害虫が増えてくる「春植え」は温度管理や害虫管理が大変です。初心者の方は、季節が秋から冬になり害虫が少なくなる「秋植え」から始めることをおすすめします。
ミニ白菜の植えつけ時期
ミニ白菜の植えつけ時期は、秋植えの8月中ごろ〜9月末ごろまでに植えつけ、10月〜12月ごろ収穫します。
苗を早く植えすぎると暑さで葉が枯れることがありますし、植えつけ時期が遅れると葉が大きくならず、結球しなくなることがあります。
「植え付ける適期を逃さないように、ホームセンターなどの店員さんに確認すると栽培適期を逃さずにすみますよ。」
白菜(ハクサイ)苗の選び方のポイント
- 白菜の苗は、本葉が4〜6枚で茎が太くしっかりしたものを選びましょう。
- 本葉が少ない苗しかない場合は、本葉が4枚〜6枚になるまで成長してから植えつけます。
- 本葉が6枚以上多いものは、育ちすぎているのでなるべく避けるようにしてください。

プランターにミニ白菜(ハクサイ)の苗の植え付け方
- プランターに培養土を8分目まで入れます。

プランター60cm。ミニ白菜1株植えます - 苗が2株以上ある場合は、株間は20〜30cmほどあけます。
- 土に穴を掘り、根が枯れないように水を100ccほど入れ、土を濡らします。
- 苗鉢を崩さないように、二葉の下あたりに苗を置き、深く植えすぎないようにしましょう。


根鉢を崩さないようにします - 根元をやさしくキュッと押さえ、土と苗が密着するようにします。

根元をやさしく押さえます - やさしく水やりをして、日の当たるところにプランターを置きます。
- 防虫ネットをかけて害虫予防をします。

防虫ネットをかけます
植えつけたあと、葉っぱがピンとしっかり立ってきたら活着(根がつくこと)したサインになります。たまに植え付けたあと、葉っぱが黄色くなることがありますが、中心の葉っぱが緑色なら大丈夫です。中心の葉っぱが黄色く枯れている場合は、早めに植え替えることをおすすめします。
成長記録
9月14日植えつけ、1週間後の9月21日。気温30℃超える暑さ


病害虫対策
防虫ネットは、苗を植え付けたときから収穫まで掛けっぱなしにしますが、気温が下がり害虫が少なれば外しても大丈夫です。
防虫ネットをかけていても、害虫や病気にかかることがありますので、適宜農薬などを散布しましょう。
水やりの管理
苗が枯れる原因として、水管理が重要です。植え付けたあと活着(根がつくこと)するまでは、たっぷり与えます。
活着してからは、土が乾燥しないように水やりをします。外葉が大きくなると土が乾いているかわかりにくいので、葉っぱの下の土の状態を見るようにしましょう。
白菜は、加湿になりすぎると根ぐさりを起こすこともあるので、加湿と過乾燥に注意します。
追肥・寄せ土
白菜は肥料を好む野菜で、葉数が少ないと結球しないので、追肥は定期的に施すようにしましょう。
特にプランター栽培の場合は、水やりにより肥料が抜けていくので、10日〜2週間おきに追肥を施すようにします。追肥と寄せ土はとても大切な作業になります。
植えつけてから2週間後、本葉が10枚ほどになった頃に、1回目の追肥と寄せ土を施します。畑もプランターも最初の追肥時期は同じです。

プランターの場合
- プランターの場合は、新しい培養土をスコップ2杯分と化成肥料10gをよくかき混ぜ、プランターの縁に入れていきます。
- プランター1回目の追肥から10日〜2週間後に2回目の追肥と土寄せをしていきます。1回目と同様にプランターの縁に土と肥料を入れてください。
- その後は、10日〜2週間おきに追肥と土寄せを定期的に施すようにします。
- 結球前に、肥料と土を株元に施すようにします。
苗を植え付けて2週間度、プランターの縁に培養土と化成肥料を混ぜた土を入れ、軽くならしました。


畑の場合
- 畑の場合は、うねの片側に化成肥料を50gほど入れ、土と肥料を軽くかき混ぜてから、片側のうねにあげます。株元から10cmほどは空けるようにしてください。
- 1回目の追肥から3週間後、本葉が15枚〜20枚ほどになったころ、2回目の追肥と土寄せをします。
- 1回目と反対側のうねに、化成肥料を50gほど入れ、1回目と同じように土と肥料を軽くかき混ぜ、1回目と反対側のうねにあげます。この時も株元から10cmほど空けるようにしてください。
- 3回目は、結球前に土と肥料を株元に施すようにします。
我が家は花壇で白菜を栽培していて、うねがないので株元から10cmほどのところに培養土と化成肥料で土寄せをしました。

白菜(ハクサイ)を結球させるためにすること

白菜が結球する時期は、気温が15℃前後になるころが結球期になります。結球する時期に白菜の外葉を大きく、葉数を多くなければ結球しにくくなります。
白菜を結球させるためには、
- 種まきや苗の植え付けを適した時期にするようにします。
- 外葉を大きく育てるために、水やり・追肥は定期的に施しましょう。
- 防虫ネットや農薬などを用いて害虫予防をします。
もし、結球しなかった白菜は、葉っぱはかたいですが食べることができますし、そのまま植えっぱなしにしておけば春になると、菜花になるので菜の花を食べることもできます。
白菜(ハクサイ)の収穫
種まきから約50〜60日、苗を植え付けてから約50日ほど経った頃、葉がしっかり巻き、かたくなったら収穫適期になります。
- 白菜の大きさが高さ20〜30cmほどになり、白菜がある程度結球すれば収穫のタイミングです。
- 重量は小さいもので500gほど、大きいものは1Kgほどになりますので、順次収穫し取り遅れないようにしていきましょう。
- 収穫時期になり、一度に収穫しないのであれば、白菜の外葉をしばって、土に植えたままにしておくと少しは日持ちはします。
- あまり収穫を遅らせると、葉が開きはじめたり、傷みやすくなるので注意しましょう。
余った葉は浅漬けや炒め物に活用
- 収穫時に外側が余ったら、浅漬け・炒め物・味噌汁にすれば無駄なく楽しめます。
白菜が苦くなる原因
白菜が苦くなる原因にはさまざまな要因があるといわれています。
- 肥料の窒素が多すぎると、苦みだけではなく生理不良をおこし黒い斑点(ゴマ症)が出ることがあります。肥料は大事ですが入れ過ぎには注意が必要です。
- 収穫が遅れると白菜が劣化していき、苦みが出ることがあります。収穫のタイミングを逃さないようにしましょう。
白菜の苦みを軽減するには
調理のときに下ゆでや塩もみをしてから料理すると、白菜の苦みが軽減できます。そして、少し濃いめの味付けにすると苦みが解りにくくなります。麻婆白菜や回鍋肉などがおすすめです。
白菜(ハクサイ)と相性のいい野菜と相性が悪い野菜
白菜にも相性のいい野菜と相性の悪い野菜があります。一緒に植えることで良い影響を与える野菜もありますが、一緒に植えることで結球しなかったり、害虫を呼び寄せたりする野菜もありますので、確認していきましょう。
白菜と相性がいい野菜
- レタス類
- 春菊
- えだまめなど
白菜と相性がいい野菜は、キク科のレタスや春菊などです。一緒に植えることで、白菜に寄ってくる害虫を寄せ付けにくくなります。我が家では白菜やキャベツを植えるときは、サニーレタスを一緒に植えるようにしています。
サニーレタスの育て方の記事はこちらで紹介しています。
白菜と相性が悪い野菜
白菜と相性が悪い野菜は、ネギやニンニクです。ネギやニンニクと一緒に植えると白菜の結球がしなくなりますので、ネギやニンニクと一緒に植えないようにしましょう。
白菜はアブラナ科の野菜のため、同じアブラナ科の野菜を一緒に植えると害虫を呼び寄せたり、病気が出やすくなります。アブラナ科の野菜を一緒に植えたり近くに植える場合は、レタス類や春菊を間に挟み一緒に植えることで、害虫予防になります。
白菜の後作
白菜の後作には、ほうれん草やナス科の野菜がおすすめです。ほうれん草は、冬でも種まきでき、2ヶ月ほどで栽培できるので、夏野菜までの待つ間に栽培するのはおすすめです。
白菜の後の夏野菜を何にしようかと迷われている方は、ナス科のトマトはいかがでしょうか。ほうれん草とトマトの育て方はこちらで紹介しています。
まとめ
家庭菜園で白菜を育てるのは難しいと思いますが、苗から栽培することで初心者の方でも始めやすくなります。また、品種をミニ白菜にすることで栽培期間も短く、畑がなくてもプランターでも育てることができ、日当たり・水やり・防虫対策の基本さえ押さえれば、初心者でもおいしい白菜を収穫できます。ぜひこの秋に、プランターでミニ白菜栽培にチャレンジしてみてくださいね。
白菜以外の9月・10月秋植え野菜の記事はこちらで紹介しています。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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