初投稿2024年5月15日最新更新日2024年11月3日
春になり暖かくなればトマト栽培をするタイミング。春に苗を植えると夏にトマトの実を収穫することができます。トマトは限られた場所しかない方やプランターでも育てられるので、初めて家庭菜園をする方にとっても始めやすい野菜です。
この記事では、家庭菜園 初心者の方に、プランター栽培でトマトの育て方とトマトと一緒に植えてはいけない野菜を紹介しますので、最後まで読んでくださいね。
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トマトの植え付け時期
トマトの植えつけ時期は4月中ごろ〜5月末ごろで、生育温度が昼間18〜25℃、夜が8〜13℃ぐらいがおすすめです。温度と太陽の光が必要なため、寒い時期に育てて管理をするのが難しいので、初心者の方はなるべく暖かい時期に育てるようにしましょう。
プランター栽培でトマトの育て方
- 必要なものを準備する
- 苗選び
- トマトの植えつけ
- 支柱・誘引する
- 追肥・増し土をする
- 収穫
必要なものを準備する
- トマトの苗
- プランター(直径30cmぐらいのもの)収穫量は少ないですが、我が家は小さいプランターで栽培しています。
- 培養土(初心者の方は新しい培養土を使用すると土づくりのせず簡単です)
- 支柱
- ひも
- 化成肥料(窒素8、リン酸8、カリウム8。初心者には扱いやすいため)
- 薬剤農薬など(必要に応じて)
- 園芸用手袋
培養土を使うことで、土づくりをせずに簡単に始められます。初心者の方やプランター栽培には、培養土を使うことをおすすめします。
使用済みの土を使う方は、土を再生してから使うようにしましょう。そのまま使うと、病害虫の影響が出やすくなってしまいます。
使用した土の再生方法の記事は、こちらで紹介しています。
家庭菜園に必要なものはこちらで紹介しています。
トマト苗を選ぶポイント
本葉が3〜4枚程度の苗は、肥料をどんどん吸い上げ茎や葉が大きくなり、実がなりにくいため、本葉が7枚以上で先端に花芽がついている苗を選びます。
トマトの植えつけのポイント
- 買ってきたトマト苗は1週間ほど外気温に馴染ませます。(苗が温度変化についていけないため)
- 4月ですとまだ気温が低いときがあり、植え付けてからなかなか大きくならず、苗の成長が遅くなることがあります。その時は寒さ対策で、土の上にワラや雑草などを敷くことで保温できます。
- トマトは寒さに強くないので、急いで植えつけをせず春の暖かい季節になってから植えつけをしていきましょう。
トマトの苗の植えつけ方
- プランターに土を5分目まで入れます。
- 穴を掘り、水を100ccほど入れ土に水を吸わせます。根枯れ予防のため水を入れます。
- ポット苗の茎が折れないように、根元を指と指の間にはさみ、ポット苗を取り出します。
- 穴を開けた土の中に苗を入れ、土を7分目〜8分目まで入れギュッと押さえます。
- 鉢底から水が流れ出るまでたっぷりあげます。
- 日の当たるところに置き、なるべく雨の当たらないところで管理します。風が強い時や梅雨時は、雨風が当たらないところに移動することをおすすめします。
トマトに支柱、誘引する
トマトの苗が成長してきたら、トマトの茎が折れたり倒れてこないように支柱を立てヒモなどで固定していきます。
- 苗を植え付けて1〜2週間すれば、苗も大きくなるので支柱を立て固定していきます。
- 通常、誘引ヒモは8の字にしばるのですが、やり慣れていないため難しかったので、リボン結びでとめました。とりあえずトマトが倒れず、茎が折れなければOKです。(毎年これで大丈夫なので)
- 茎が成長して大きくなるのを想定して、少し緩めにしておきます。
トマトのわき芽取り、枯れ葉取り
わき芽とは、茎と葉の付け根の部分から出る新しい芽のことです。新しい芽に養分が取られてしまい、実に養分がいかなくなるのでわき芽を取っていきます。
- 第1花房より下にある、わき芽は取りのぞきくことで主枝に養分を回します。新しい芽は5cmぐらいまでに取るようにします。
- 根元にあるわき芽や枯れ葉も忘れず取り、風通しをよくしましょう。
わき芽取りや枯れ葉取りのポイント
- わき芽や枯れ葉を取るときは、ハサミを使うと病気になりやすくなるため、手を洗い清潔な手で取るようにします。
- 雨の日にわき芽や枯れ葉取りをすると病気になりやすいため、必ず晴れた日にするようにします。
トマトの追肥、増し土
トマトを育てるには肥料を数回あげるようにします。使用する土や成長によって回数が変わってきます。トマトの成長に合わせて土を増やしていきます。
- 古い土を使っているときは、植え付けてから2週〜3週間ごろ、化成肥料を小さじ1杯を鉢の縁近くにぐるりとまきます。新しい培養土を使用してる場合は、この時期の肥料をあげる必要ありません。
- 第2花房が咲くころに、化成肥料を小さじ 1杯を鉢の縁近くにぐるりとまきます。
- トマトの成長に合わせて、土を増やしていきます。
- 第4花房が咲くころに、化成肥料を小さじ 1杯を鉢の縁近くにぐるりとまきます。
トマトの収穫
トマトの全体が赤色に熟してきたら収穫していきます。
雨の日に作業すると水を介して病気が広がってしまうため、なるべく晴れた日に収穫していきます。
収穫が遅くなったり、雨に濡れるとトマトの実が割れます。
トマトの水やりのポイント
- 水やりは必ず朝に与えます。水の与え過ぎに注意が必要で、鉢底から水が流れ出るくらいが目安です。夜にあげると土が湿った状態になり、病気や根腐れの原因になります。
- 水やりは天気に応じて、水の量を変えます。くもりや雨の日は水やりの必要はありません。
- トマトの葉や茎に水をかけると病気になりやすいので、土に水をあげるようにします。
トマトの病気、害虫予防
傷口からウイルスが侵入しないように予防していきます。
- ハサミはなるべく使用せず、手で作業するようにしましょう。
- なるべく雨の当たらないところで管理しましょう。
- 水を介して菌が広がるため、晴れた日にわき芽や枯れ葉取りをしましょう。
- 病気や害虫が発生したら、早い段階で最小限の薬を使用し、対処しましょう。
トマトと一緒に植えてはいけない野菜、トマトのとなりに植えてはいけない野菜
野菜には一緒に植えることで、お互いの野菜に良い影響と悪い影響を与えることがあります。良い影響を与えるのであれば良いのですが、悪い影響を与えると土の水分や養分を奪い合い土壌環境が悪くなり、病害虫を呼び寄せたりして、せっかく栽培していても収穫できないこともあります。
トマトと一緒に植えてはいけない野菜、トマトの隣に植えてはいけない野菜は
- オクラ(アオイ科)
- とうもろこし(イネ科)
- なす(ナス科)
- ピーマン(ナス科)
- じゃがいも(ナス科)など
トマトは連作障害を起こしやすい野菜のため、前作に同じ科のナス科(ピーマン、ナス、じゃがいもなど)の野菜を植えた同じ場所や土で育てないようにします。
特にオクラはコナジラミがつくことがあります。そのコナジラミがトマトに移ってしまうと枯れる原因になるため、トマトのとなりや近くにオクラを植えるのは避けるようにしましょう。
逆にトマトと一緒に植えることでお互いの生育に良い影響を与える効果がある(コンパニオンプランツ)野菜もあるので下記で確認していきましょう。
トマトと一緒に植えると良い野菜、トマトのとなりに植えていい野菜
トマトと一緒に植えると良い野菜、トマトの隣に植えていい野菜は
トマトのとなりやトマトと一緒に植えると土壌環境が良くなり、生育がよくなったり病害虫が少なくなるといわれています。
<補足>
コンパニオンプランツの効果は科学的に示されていないため、頼りすぎには注意が必要です。
ネギの育て方はこちらで紹介しています。
トマトの後作に植えてはいけない野菜
トマトの栽培が終わると次の野菜は何を栽培しようかな?と悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。トマトの後作にも植えて良い野菜と植えてはいけない野菜があります。
トマトの後作に植えてはいけない野菜は次の通りです。
- じゃがいも(ナス科)
- なす(ナス科)
- ピーマン(ナス科)
- にんじん
- 大根など
トマトと同じナス科の野菜を植えると連作障害を起こしてしまうので、避けることをおすすめします。
また、にんじんと大根はナス科の野菜の後に植えると、センチュウが出やすく葉や茎を枯らしたり、生育不良で収穫量が減少する可能性があるので、避けることをおすすめします。
トマトの後作にはアブラナ科の野菜がおすすめ
トマトのナス科の野菜とアブラナ科の野菜は相性がいいといわれています。
我が家はブロッコリーや小松菜を育てています。
ブロッコリー、小松菜、ミニ白菜の育て方はこちらで紹介しています。
まとめ
初めて家庭菜園をする方に、プランター栽培でトマトの育て方を紹介しました。最初から完璧を目指すと大変なので、収穫できる楽しみを味わうことを目的にすればハードルが下がり始めやすくなるのではないでしょうか。
トマト栽培以外にもローゼル栽培の記事もこちらで紹介していますので、興味のある方は読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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