初投稿2025年4月19日最新更新日2025年6月16日
枝豆は、家庭菜園の中でも育てやすく、夏の食卓にぴったりな人気野菜。特にプランターを使えば、ベランダや小さなスペースでも栽培可能で、初心者の方にもおすすめです。収穫したての枝豆は甘みと香りが格別で、市販のものとはひと味違った美味しさが楽しめます。
この記事では、プランター栽培で枝豆の育て方を紹介しますので、最後まで記事を読んでくださいね。
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プランター栽培で枝豆の育て方
家庭菜園の中でも人気のある枝豆は、プランター栽培でも手軽に楽しめます。この記事では、初心者向けに枝豆の育て方を解説します。
必要なもの
- 枝豆の種
- ポット
- 枝豆の苗
- プランター(横幅50cm、深さ20cm以上のもの)なるべく大きいものがよい
- 培養土(初心者の方は新しい土で栽培するのがおすすめです)
- 堆肥
- 苦土石灰
- 化成肥料(窒素8、リン酸8、カリウム8)
- 液体肥料(必要に応じて)
- スコップ
- ジョウロ
- ハサミ
- 支柱やヒモ
- 防虫ネット(必要に応じて)
- 薬剤農薬など
- 園芸用手袋
家庭菜園に必要なものはこちらで紹介しています。
枝豆のプランターサイズ
深さ20〜30cm以上、横幅50cm以上のものがおすすめです。底に穴が空いているタイプの排水性の良いものを選びましょう。
横幅50cmのプランターで2〜3株植えられますが、株間を十分とり2株で植えた方が株が混み合わず収穫量が増え、風通しがよくなり害虫を寄せ付けにくくなります。
枝豆の土づくり
枝豆は水はけが良く、水もちが良い土を好みます。畑は深く耕し、堆肥や腐葉土を混ぜ込み、水はけの良い土づくりをし、プランター栽培の方は、鉢底石や底に穴が空いたプランターなどを準備します。
枝豆は連作障害が出やすい野菜のため、マメ科を育てた後は3〜4年ほどあけるようにしましょう。
枝豆は、あまり肥料を必要としない作物です。肥料が多すぎると葉ばかり育ってしまうので、適量を守りましょう。
古い土を使われる方は、土を消毒することをおすすめします。古い土の消毒方法はこちらで紹介しています。
- プランターや畑に苗を植え付けする2週間前に準備していきます。
- 畑の場合、1㎡あたり苦土石灰を100g、化成肥料を100g、堆肥を1Kgを施し、深く耕しふかふかの土にします。1条まきなら、うね幅は40〜50cm、高さは10〜15cmのうねにします。(株間は10〜15cmの間隔)
- プランターの場合は、10Lあたり苦土石灰を10g、化成肥料を10gをよく混ぜ合わせ、ふかふかの土にします。(苦土石灰の分量は、ph6.0~6.5に調整します。)
- プランターなどは鉢底石を敷いたり、プランターの中敷を敷き、水はけの良い状態にしましょう。
初心者の方やプランター栽培をする方は、肥料入り培養土を使うことで土づくりせず、簡単に家庭菜園が始められます。
枝豆の栽培時期と種まき時期
枝豆の栽培は、温暖な時期に行うのが基本です。生育適温が25℃〜28℃で、極早生品種であれば種まきから約70日〜80日後に収穫できます。
初心者の方は、栽培期間が短い極早生や早生品種を選ぶのがおすすめです。時期を少しずつずらして種まきをすると、長い期間収穫を楽しむことができます。
枝豆の種まき時期は、地域によって異なりますが、4月〜6月が種まきに適しています。気温が15℃〜25℃が最適で、低すぎると発芽しにくいため、最低気温が15℃以上になってから種をまくのがポイントです。
- 九州から関東ぐらいまでの温暖地:4月上旬〜6月中旬、収穫は6月〜8月ごろ。
- 東北・北海道などの寒冷地:5月〜7月上旬に種をまくのがおすすめです。
- 夏のビールのお供にしたい場合:5月に種をまくと7月〜8月に収穫できます。
枝豆の種まき方法
種まき方法は、3号ポットなどにまき、ある程度大きくさせて苗を植え付ける「ポットまき」とプランターや畑などに直接種をまく「直播き」があります。
枝豆は高温を好む作物のため、気温が15℃以上になってから種をまくと発芽率がよくなります。
ポットまき
- 発芽しにくい時期は、暖かい場所に移動させやすく、種を食べる鳥の被害を受けにくいです。
- 育苗する場所が必要になってきます。
- 後日、苗の植え付け作業の手間が増えます。
直播き
- 直接種をまくので、植え付けの手間が省けます。
- 気温が低い時期は発芽するまで時間がかかり、暑い時期は、発芽するまで種が腐ることがあります。
- 種を食べる鳥の被害を受けやすくなります。防虫ネットなどを活用すると被害が抑えられます。
どちらを選ぶかは、ご自分ができる環境で良いと思います。
ポットまきのやり方
- 3号ポットに培養土を8〜9分目まで入れます。
- 2cmほどの深さの土穴を3ヶ所あけます。
- 1ヶ所に1粒ずつ種を入れ、軽く土を被せます。
- やさしく土の表面を押さえ、やさしく水をかけます。
- 気候が安定していれば、1週間〜10日ほどで発芽します。
- 発芽後、本葉が1〜2枚になったころ、元気な苗を1本だけ残して、後はハサミで切り取ります。この後、プランターや畑などに植え付けていきます。
直播きのやり方
- プランターに培養土を8分目まで入れます。
- プランターに2cmほどの深さで土穴をあけ、1ヶ所に2〜3粒種をまきます。2株以上植える方は、10cm〜15cmの間隔をあけましょう。
- 軽く土を被せ、土の表面を押さえ表面を平らにし、たっぷり水を与えます。
- 気候が安定していれば、1週間〜10日ほどで発芽します。
- 発芽後、本葉が1〜2枚になれば元気な苗を2本だけ残し、後はハサミで切り取ります。
- 本葉が2〜3枚になったころ、元気な苗を1本だけに間引きします。
枝豆の植え付け方
ポット苗で育て方や、ホームセンターなどでポット苗を購入した方は植え付け作業があります。
種まきから2週間〜3週間ぐらいすると、本葉が2枚〜3枚になってきたころ、4月〜5月ごろが植え付けるタイミングです。
- プランターに培養土を8分目まで入れます。
- 畑やプランターの中央に、ポットより少し大きめの穴をあけ、根枯れしないように、土穴に水を100ccほど入れます。
- ポットから苗を取り出し土穴に入れ、株元を軽く押さえます。
- プランターは日の当たるところに置き、たっぷり水を与えます。
2株以上植えられる方は、株間を10〜15cmほど間隔をあけるようにしてください。
水やり・日当たり
枝豆は、乾燥に弱いので土が乾いたらたっぷり水を与えます。
- 特に開花後は、土が乾燥しすぎ水切れを起こしますと、花が落ちたり、実がつかないこともありますので注意が必要です。
枝豆は日当たりが良い場所で育てると、実がつきやすくなりますので、日当たりのよい場所にプランターを置きましょう。
支柱の設置
枝豆は比較的背が低い植物なので、支柱の必要はありません。しかし、大きくなると風で倒れることがあります。
支柱を立てることで株が安定しますので、必要に応じて支柱を立てるようにしましょう。
- 苗の両端に支柱を立てます。
- 支柱と苗を1周回るようにヒモをかけ、風で倒れないように安定させます。
土寄せ(増し土)と追肥
マメ科の野菜は、肥料をあまり必要としませんが、生育が遅いときや開花前に少しだけ追肥を施すようにします。プランター栽培は、水やり等で肥料が流れてしまうので追肥も一緒に行います。
土寄せや増し土は乾燥を防ぎ、根張りを良くし株が安定する効果がありますので必ず行いましょう。
肥料は与えすぎると葉ばかりが茂り実がつきにくくなりますので、適量を守りましょう。
1回目の土寄せ・増し土
本葉が3〜4枚になり、草丈が10〜15cmになったころ、土寄せ、増し土を行い株を安定させます。
- プランター栽培は、1株あたり化成肥料を10gと土をスコップに2杯を加えよく混ぜ、株元に土を寄せます。畑栽培は、株元に土を寄せていきます。
- しっかり根を固定し、茎が倒れないようにします。
- 土寄せをした後は、たっぷり水を与えます。
プランター栽培は、肥料入りの培養土を使うと、肥料と土を混ぜ合わせる手間が省くことができます。我が家は、肥料入りの培養土を使用し、手間を省いています。
2回目の土寄せ・増し土と1回目の追肥
本葉が5〜6枚になり、草丈が15〜20cmになったころ、土寄せ・増し土と追肥を行います。
摘芯を行う方は、摘心をした後に追肥と寄せ土をしても良いです。
- プランター栽培は、1株あたり化成肥料を10gと土をスコップに2杯をよく混ぜて、株元に土を寄せます。畑栽培は、1株あたり化成肥料を20gをうねの溝に入れ、土と軽く混ぜ合わせ株元に土寄せを行います。
- しっかり根を固定し、茎が倒れないようにします。
- 追肥と土寄せをした後は、たっぷり水を与えます。
摘芯のやり方は後述で紹介しています。
3回目の土寄せ・増し土と2回目の追肥
花が咲き、実がつき始めるころにも追肥と土寄せ、増し土を同じように行いましょう。
- プランター栽培は、1株あたり化成肥料を10gと土をスコップに2杯をよく混ぜて、株元に土を寄せます。畑栽培は、1株あたり化成肥料を20gをうねの溝に入れ、土と軽く混ぜ合わせ株元に土寄せを行います。
- しっかり根を固定し、茎が倒れないようにします。
- 追肥と土寄せをした後は、たっぷり水を与えます。
枝豆の摘芯
枝豆の栽培において、主枝(中心の茎)の先端を摘み取る摘芯を行います。
摘芯を上手に取り入れることで、わき芽(側枝)を成長を促し、収穫量を増やします。そして、風通しや日当たりを良くし病害虫の発生を抑えて、品質の良い枝豆を育てることができます。
摘芯時期
- 本葉が5〜6枚になったころ、草丈が20cm前後に成長したころが摘芯のタイミングになります。
- つぼみがつく前までに行うのが理想です。
- 遅すぎると、摘心による成長促進の効果が薄れるため注意が必要です。
摘芯方法
わき芽(側枝)がある程度成長しているのを確認してから、摘芯を行いましょう。
- 主枝の先端を、2cm〜3cmほどを指でつまんで摘み取るか、ハサミでカットします。

枝豆の摘芯 - 摘芯後、追肥と寄せ土を行い、わき芽の成長を促します。
<摘芯の注意点>
- 摘芯を強くやりすぎると、成長が止まり収穫量が減る可能性がありますので、やりすぎないようにしましょう。
害虫被害
枝豆に発生しやすい害虫は、カメムシ、アブラムシ、マメシンクイガなどになります。雑草をそのまま放置していると、害虫寄せ付けてしまいますので、早めに取り除くようにしましょう。
害虫予防に、防虫ネットや薬剤を使用することも検討してみてください。
枝豆の収穫
枝豆の収穫時期は、開花後40〜50日後、種まきから約80〜90日ごろが収穫適期になります。さやが膨らみ、中の豆がしっかり詰まっているのを確認してから収穫していきます。

- 枝豆を手で触り、ぷっくりしているかチェックします。さやが膨らんでいないものは、もう少し置いておきましょう。
- 片手でサヤを持ち、根元をハサミで切り取ります。手でも取れるのですが、やさしく引きちぎらないと、茎を傷つけてしまいますので、なるべくハサミを使うことをおすすめします。
収穫期間は、1週間ほどしかないので、豆がやわらかいうちに収穫するのがおすすめです。収穫が遅れると豆が硬くなってしまうので、適切なタイミングで収穫しましょう。
収穫した枝豆を美味しく食べるコツ
- 収穫した枝豆は鮮度が良いうちに、すぐ茹でると甘味が増しておいしくなります。
- 塩もみしてから茹でると、より風味が引き立ちます。
初心者が枝豆栽培で失敗しやすい原因と対策
家庭菜園で人気の枝豆ですが、栽培にはいくつかのポイントがあり、失敗することも少なくありません。ここでは、枝豆栽培でよくある失敗の原因とその対策について解説していますので、確認していきましょう。
発芽しない・種が腐る
- 種をまく時期が早過ぎると、発芽しなかったり、遅れることがあります。低温が原因なので、地温が15℃以上の適温になってから種をまくようにします。しかし、気温が高すぎると種が腐ることがありますので、4月〜6月ごろ15〜25℃の適温に種まきをするのが良いです。
- 土が硬すぎたり、水はけが悪いと発芽しにくくなるため、腐葉土や堆肥などを使いふかふかの土にしてから種まきをしましょう。
- 土を乾燥させ過ぎると発芽しにくく、水を与え過ぎると種が腐ってしまいますので、水やりは土の表面が乾いてから与えるようにします。
- 種が古いと発芽しないこともありますので、新しい種を使用するのがおすすめです。
- 夏の暑さで種が腐りやすくなるため、栽培期間が短い極早生品種を使用するのも良いです。
生育が悪い・成長が遅い
害虫被害
- 周囲に雑草が多いと害虫を寄せつけてしまう原因になるので、定期的に雑草を取り除くようにします。
- 株間は15cm以上の間隔をあけるようにし、密植を避けます。摘心を行い、風通しを良くしましょう。
- 防虫ネットや薬剤を活用するのも検討しましょう。
さやがつかない・実入が悪い
- 受粉がうまくいないと実がつかない原因になります。風通しを良くし、開花時期に花を揺らして受粉を助けたり、人工授粉を行い確実に受粉させるようにします。
- 肥料が少なすぎても多すぎても実がつきにくくなります。追肥は開花前に決められた分量を施すようにします。与え過ぎると葉ばかり茂り実が付きにくくなるので、注意しましょう。
- 水が不足しないように、花が咲いたら水切れに注意しましょう。
- 本葉が4〜5枚の時期に摘心を行い、わき芽を増やすことで、さやが増え収量が上がります。
収穫のタイミングを逃す
- 収穫を遅らせ過ぎると豆が固くなってしまう原因になるので、早めに試し取りをして適期を見極めましょう。
- 枝豆の収穫適期は、開花後40〜50日が収穫の目安。さやが膨らんでいるものから順次収穫していきます。
枝豆と相性が良い野菜と相性が悪い野菜
野菜には、一緒に植えることで生育に良い影響を与える相性の良い野菜と、反対に一緒に植えることで害虫を呼び寄せたり、生育が悪くなってしまう相性の悪い野菜があります。枝豆にも影響を与える野菜がありますので、確認していきましょう。
枝豆と相性が良い野菜
- オクラ
- トマト
- なす
- ピーマン
- とうもろこし
- きゅうり
- さつまいも
- ほうれん草
- サニーレタスなど
枝豆はオクラやナス科のトマト、なす、ピーマンと相性がよく、一緒に植えることで生育促進が期待できます。枝豆の後作には、サニーレタスやほうれん草など葉物野菜がおすすめです。
枝豆と相性が良い野菜の記事はこちらで紹介しています。
枝豆と相性が悪い野菜
- ネギ
- にら
- 玉ねぎ
- そら豆
- インゲン豆など
枝豆は、そら豆やインゲン豆はマメ科の野菜のため、連作障害が出やすくなるので同じ場所や、土を使うのは避けるようにしましょう。マメ科を育てた後は3〜4年ほどあけるようにしましょう。
また、ネギやニラ、玉ねぎとは一緒に植えると生育が悪くなるので、避けるようにしましょう。
まとめ
枝豆は、プランター栽培なら場所を取らずにチャレンジでき、初心者でも育てやすい野菜です。枝豆のプランター栽培は、適切な時期に植え、土づくり、害虫対策、摘芯や水やりなどの基本的なケアをすれば成功しやすいです。特に発芽の温度管理や病害虫対策は失敗しやすいポイントなので、注意して栽培しましょう。初心者でもコツを押さえれば、たっぷりの収穫を楽しめます。
枝豆以外にも家庭菜園の記事を紹介していますので、読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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