初投稿2024年12月10日最新更新日2025年1月18日

そら豆は、春から初夏にかけて収穫できる豆類で、独特な甘味とホクホク感が特徴です。寒さに強く、少ない手間で育てられるので、家庭菜園の入門作物としても人気があります。
この記事では、プランター栽培でそら豆(ソラマメ)の育て方を紹介しますので、最後まで読んでくださいね。
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プランター栽培でそら豆(ソラマメ)の育て方

そら豆は、畑や限られた庭やプランターでも育てることができる野菜です。そら豆の株間は、根元から新しいわき芽が出てくるので、20cm〜30cmほど開けるのが理想です。
プランターのサイズは、横幅60cm以上、深さが30cm以上の大型タイプが理想で、60cmのプランターであれば、2株植えることができます。そら豆は根が深く伸びるので、横幅よりも深さが重要です。
大きいプランターがない方は、収量が少なくなりますが、小さいプランターや植木鉢などでも育てることができます。
必要なもの
- そら豆の種
- プランター(横幅60cm、深さ30cm以上のものが理想)
- 野菜用培養土(土づくりの手間が省けます)
- 堆肥や腐葉土(必要に応じて)
- 苦土石灰(必要に応じて)
- 化成肥料(窒素8、カリウム8、リン酸8)
- 液体肥料(リキダス)
- 支柱、ひも
- 防寒のための不織布やビニールなど(必要に応じて)
- 防虫ネット(必要に応じて)
- スコップ
- ジョウロ
- 農薬薬剤(必要に応じて)
- 園芸用手袋
肥料などが入った培養土を使うことで、土づくりをせずに簡単に始められます。初心者の方やプランター栽培には、培養土を使うことをおすすめします。
土づくり
マメ科の野菜は連作障害が出やすいので、なるべく新しい土を使用するのをおすすめします。自分で土を作られる方は、マメ類を3〜4年使用していない土を、種まきをする2週間前に準備します。1㎡あたり苦土石灰を200g、化成肥料を150g、堆肥1Kgを混ぜてふかふか土を作ります。(苦土石灰の量は、ph6.0~6.5に調整します。)
古い土を使われる方は、土づくりをする前に土の消毒することをおすすめします。古い土の消毒方法はこちらで紹介しています。
そら豆の栽培時期、種まき時期
そら豆の種まき時期は、10月中ごろ〜11月ごろの秋に種をまき、5月〜6月に収穫する秋まき栽培と、2月〜3月ごろの春に種をまき、6月〜7月に収穫をする春まき栽培があります。
秋まき栽培は、冬越し作業をする必要があり大変なので、初心者の方は冬越し作業をしない、春まき栽培から始めるのがおすすめです。
春栽培におすすめする、同じマメ科のスナップエンドウやインゲン豆の育て方の記事はこちらで紹介しています。
そら豆の種まき方法
春まきは気温が低いため、発芽しにくいので種をポットにまきます。
秋まき栽培もポットまきでもいいのですが、直播きにした方が根っこが強いので、プランターや庭に直播きします。
直播き
- プランターに培養土を8分目まで入れます。庭などで育てる方は、うね幅は70cm〜90cmほど、高さが15cm以上の高うねを作ります。
- 種の黒い部分(おはぐろ)を下に向け、深さ2〜3cmのななめに差し、1ヶ所に2粒入れ、豆の先端を少し土から出しておきます。発芽しやすいように、深植えにせず浅く植えるのがポイントです。2ヶ所に植える場合は、株間を20cm〜30cm開けて、同じように種をまきます。
- 上から土を被せて軽く押さえ、水をたっぷり与えます。
- 発芽するまでは、表面が乾かないように水やりをし、プランターは日の当たるところに置き管理をします。
春まきでポットまきした場合
- 9cmポットに培養土を入れます。
- 種の黒い部分(おはぐろ)を下に向け、深さ2〜3cmの1粒を斜めに差し、豆の先端を少し土から出しておきます。発芽しやすいように、深植えにせず浅く植えるのがポイントです。
- 上から土を被せて軽く押さえ、水をたっぷり与えます。
- 発芽するまでは、表面が乾かないように水やりをします。
- 種まきをする時期が寒いので、ポットにビニールや不織布をかけ保温し、日の当たる場所に置いて管理をします。
種まき時期を逃した方や、種まき作業の手間を省きたい方は、ホームセンターなどで苗を購入して、3月ごろに(春植え)植え付ければ簡単にそら豆の栽培ができます。
そら豆の苗の植え付け
そら豆の苗の植え付け時期は、本葉が2枚〜3枚になったころが目安です。なるべく3月ごろの温かい日を選んで植え付けを行いましょう。
- プランターに培養土を8分目まで入れます。庭などで育てる方は、畝を15cmほどの高さを作ります。
- ポットの高さの穴をあけます。活着(根がつきやすい)しやすいように、あけた土の穴に水を100ccほど入れます。
- ポットから苗を優しく取りだし、開けた穴に入れ株元をギュッと押さえ植え付けていきます。
- 2株以上植えられる方は、株間を20cm〜30cm開けて、同じように植え付けていきます。
- プランターの底から水が流れ出るほど、たっぷり水を与えます。よく日の当たるところにプランターを置き管理をします。
プランターの置き場
プランターを置く場所は、日当たりのよい場所を選んで置くようにしましょう。
そら豆の苗を日光に当てることで、苗が徒長する(茎がヒョロヒョロ伸びる)のをおさえ、丈夫な苗に育っていきます。
そら豆は寒さに強いのですが、霜に当たると枯れてしまうことがあるため、寒冷地ではビニールトンネルや不織布などを使い、防寒対策をします。
水やり
そら豆は、乾燥を嫌うので、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。ただし、根腐れの原因になるので、過剰な水やりは避けましょう。
発芽するまでは、表面が乾かないように水やりをします。
発芽してからは、土の表面が乾いてらたっぷり水を与えるようにしましょう。特に雨の多い時期や曇りの日が続いていれば、水やりを控えます。
間引き
発芽後、種を2、3個まき全て発芽すれば、株が密集していることがあります。密集していれば、元気な苗を1本残して他を間引きします。株が1本しかないのであれば、そのまま間引きせずに育てるようにします。
そら豆の支柱の設置
そら豆の茎は、風や実の重みで倒れやすいので、30cm〜50cm程度の支柱を立てて、茎を固定します。倒れるのを防ぐことで、実が土に触れるのを防ぎ病気のリスクも減らせます。
- 茎が20cm〜30cmに成長したら、支柱を株ごとに立てたり、支柱を苗の両側に立ててヒモで苗を優しく固定してもいいです。大事なのは、風で倒れたりしないよにしましょう。
そら豆の追肥と増し土
マメ科の野菜はあまり肥料はいらないと言われていますが、そら豆はマメ科でも肥料を欲します。しかし、入れすぎるとアブラムシが増えたり、葉っぱや茎ばかり成長して、良い実が取れませんので、与えすぎには注意が必要です。
プランター栽培では、水やりなどで土が減ることもあるので、増し土をする必要があります。増し土をすることで、株が成長しますし、風などで株が倒れにくくなります。
秋まき
秋に種まきをして、冬越しをする場合は元肥をきちんと入れていれば、追肥の必要はありません。苗を大きくさせてしまうと、冬越しをするのに寒さに耐えられず、枯れる可能性があります。
1回目の追肥と増し土は、1月末〜2月初め頃に施します。
- 古い土を使う方は、土をスコップ1〜2杯、化成肥料5gほど(少量)をよく混ぜ、株元に加えていきます。肥料入りの培養土を使えば、増し土と追肥の両方することができるので手間が省けます。
2回目以降は、1ヶ月おきに液肥を水やりがわりに与えていきます。
- 我が家は、液肥(リキダス)をキャップ1杯、水2Lを入れてよく混ぜ水やりをしています。
春まき
春まきであれば、種まきをして1〜2ヶ月ごろに、1回目の追肥と増し土を施します。
- 古い土を使う方は、土をスコップ1〜2杯、化成肥料5gほど(少量)をよく混ぜ、株元に加えていきます。肥料入りの培養土を使えば、増し土と追肥の両方することができるので手間が省けます。
2回目以降は、1ヶ月おきに液肥を水やりがわりに与えていきます。
- 我が家は、液肥(リキダス)をキャップ1杯、水2Lを入れてよく混ぜ水やりをしています。
肥料は、少ないと成長しませんし、与えすぎると葉っぱや茎ばがり成長し、実がつきにくくなるので、成長に合わせて与えるようにします。(特に窒素肥料は控えめにするといいです。)
そら豆の摘芯
そら豆は、背丈が大きくなりすぎるのを防ぐために、摘芯する必要があります。特に秋まき栽培をする場合は、冬越しをする前に主軸の摘芯をする必要があります。
冬越しをするのに主軸が成長しすぎると、風などで倒れてしまったり寒さで枯れたりする可能性があるので、主軸とわき芽の葉っぱが大きくなってきたら、摘芯をしていきます。
秋まき
- 種まきから1ヶ月半ほどすると(12月中ごろ)背丈が15cmほど成長し、本葉が5枚以上になると、わき芽が出てきて主軸が太くなってくるので、主軸の根元から2〜3cmのところからハサミを使ってカットします。
春まき
4月〜5月になると、本葉が5枚〜6枚以上になり背丈が70cmほどになったころが摘芯するタイミングになります。
- 主軸の根元から2〜3cmほどのところから、ハサミを使ってカットします。
主軸を摘芯することで、わき芽を成長させて株を大きく丈夫に育てていきます。
防寒対策
そら豆は、耐寒性があるので温暖地では基本的に放置して大丈夫ですが、寒冷地では、不織布やビニールトンネルを使って霜から苗を守ります。
温暖地であっても、霜が降りるぐらい寒い年もあると思います。その時は、不織布やビニールトンネルで対策するようにします。
害虫や病気の対策
主な害虫は、アブラムシとハモグリバエです。
- アブラムシは、防虫ネットや葉をこまめにチェックして駆除します。
- ハモグリバエは、葉に白いスジが出たら、早めに除去しましょう。
そら豆の収穫のタイミング
花が咲いてから30〜40日後、さやがぷっくら膨らみ、濃くて鮮やかな緑色になったら収穫時期です。遅れると実が硬くなるので、早めに収穫を心がけると柔らかいそら豆が楽しめます。
- 手で簡単に折り取れるので、茎を傷つけないように注意します。

そら豆を育てるのに失敗しやすい原因と対策
そら豆を育てるのに、失敗しやすい原因と対策のポイントをまとめましたので、確認していきましょう。
土づくりのミス
原因
- そら豆は水はけが良い土壌を好みます。粘土質の土壌では、水が溜まり根が窒息してしまう可能性があります。
対策
栽培時期のミス
原因
そら豆は、寒さに強い一方で、極端な暑さや寒さには弱い作物です。適切な時期を外すと発芽率が下がったり、成長が遅れたりします。
対策
- 地域にもよりますが、日本では一般的に秋は10月〜11月に種をまき、春まきは2月〜3月が目安になるので、適切な時期に種まきをします。
- 保温や防寒対策の不織布やビニールカーテンを使用し、霜や寒波から守ります。
- 気温が高くなってきたら、風通しのよい場所で育てるようにします。
ソラマメの種まき失敗
原因
- 深植えしすぎて種が腐ったり、発芽しないこともあります。
- 鳥に食べられてしまうことがあります。
対策
- 種を深植えしすぎることで、種がやわらかくなり腐っていることがありますので、種まきをするときは浅く植えるようにします。
- 鳥に食べられないように、ポットまきをするか鳥よけ対策をしましょう。
水の過不足
原因
- 水の与えすぎは根腐れを起こし、逆に水が不足すると成長不良を引き起こします。
対策
- 植木鉢やプランターを使う場合は、底に排水穴があるものを使用するようにします。
- 水やりは、土の表面が乾いたら水を与えるようにします。特に初心者の方は、どのくらい水を与えていいか判断が難しいので、雨に任せてみてもいいかもしれません。
- 気をつけなければいけないのは、くもりや雨の日は水やりをしないようにしましょう。
支柱不足
原因
- そら豆の茎は、風や重みに弱いため、支えがないと茎が倒れたり、実が地面につきやくくなります。
対策
- 早めに30cm〜50cmの支柱を株ごとに立てて、茎をゆるくヒモで固定し、成長に合わせて調整します。
- 風の強い地域では、支柱を交差させたり、全体を囲むネットを設置して対策します。
肥料の過不足
原因
- 肥料が多すぎて、葉っぱや茎ばかりが大きなり実がつかなくなります。
- また肥料が少な過ぎると、成長せず実がつかないことがあります。
対策
- 肥料を与え過ぎると、アブラムシがつきやすいので、気持ち少なめで肥料を与え、成長に合わせて追肥を施すようにします。
害虫や病気
原因
- そら豆は、アブラムシやハムグリバエ、うどんこ病の被害にあいやすくなります。
対策
- アブラムシやハムグリバエは、見つけ次第手でつぶしたり、防虫ネットや薬剤を使って被害が少ないうちに対処しましょう。
- うどんこ病対策には、水のやり過ぎに注意し、葉に水がつかないような水やりをします。そして、株間を20cm〜30cm以上あけて風通しをよくします。
収穫のタイミングミス
原因
- 実が膨らむタイミングを逃すと、収穫が遅れて実が硬くなり食味が悪くなります。
対策
- さやがぷっくりと膨らんで色が鮮やかな緑色になったころを見極めます。
- 一般的に4月〜7月までは、毎日チェックしてタイミングを逃さないようにします。
そら豆と相性がいい野菜と相性が悪い野菜
野菜には、相性が悪い野菜と悪い野菜があります。一緒に植えることで生育が良くなったり、悪くなったりと生育に影響が出てきますので、確認していきましょう。
そら豆と相性が良い野菜
後作には
- とうもろこし
- オクラ
- さつまいもなど
秋植え栽培で一緒に植えるといいのが
- ブロッコリー
- キャベツなど
ブロッコリーやキャベツは、秋植え野菜におすすめなので、そら豆と一緒に植えてみてはいかがでしょうか。ブロッコリーとキャベツの育て方の記事はこちらで紹介しています。
そら豆と相性が悪い野菜
- インゲン
- えだまめなど
同じマメ科の野菜と一緒に植えたり、後作や前作に植えたり同じ土を使うと、生育不良などの連作障害になりやすくなります。同じ場所や同じ土を使う場合は、3~4年あけることをおすすめします。
まとめ
そら豆は手間が少なく、初心者でも育てやすい作物です。土づくりや水やり、適切なタイミングの収穫を意識すれば、おいしいそら豆をたのしむことができます。ぜひ収穫の喜びを味わってみてください。
そら豆以外にもプランターで栽培できる野菜やお豆料理もを紹介していますので、興味のある方は読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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