初投稿2025年1月26日最新更新日2025年12月26日
さつまいもから芽が出てしまい、「このまま植えられるの?」「食べずに育てたほうがいい?」「秋だけどまだ間に合う?」「植え付けの適期がどうか」と迷う方は意外と多いです。
春〜初夏でもあれば苗として活用できますが、9月・10月・11月に芽が伸びてくると「もう遅いのでは…」と不安になりますよね。
結論からお伝えすると、芽が出たさつまいもは状態と時期しだいで植えることができます。そのまま土に埋める方法や、芽だけ切って苗として育てる方法、水耕栽培からスタートする方法など選択肢は複数あります。
また、秋〜冬の場合でも「栽培目的」や「地域の気温」によっては室内育成や翌年用の準備として活用できます。
この記事では、芽の状態・植える時期・地域差・栽培方法までをわかりやすく整理し、「植えていいケース」「やめた方がいいケース」まで解説します。捨てる前にチェックして、あなたのさつまいもに合った活用方法を見つけてくださいね。
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- 芽が出たさつまいもは植えられるの?
- さつまいもの植え付けに適した時期(春〜初夏)
- さつまいもの再生栽培|さつまいもの育て方
- さつまいもの芽を出させない保存方法
- さつまいもと相性が良い野菜と相性が悪い野菜
- まとめ
芽が出たさつまいもは植えられるの?
さつまいもは保存中に皮の表面から小さな芽が伸びることがあります。家庭菜園をしていると「このまま植えたら育つのかな?」と気になる方も多いはずです。
結論からいうと、芽が出たさつまいもでも条件がそろえば植えて育てることは可能です。すぐ植えれば育つ可能性がありますが、全てが成功するわけではありません。
以下を目安に判断しましょう。
育つ可能性が高いケース
- 芽が3〜10cm以上伸びている
- イモ自体が硬くしっかりしている
- カビや腐敗がない
- 春〜初夏(4月〜6月)に植えられる
- 水はけのよい土・温かい環境がある
特に芽の伸び方が元気な場合や、室内で保管されていたものは成功例が多いです。
育たない・失敗しやすいケース
- 芽が出たのが秋〜冬(9月〜12月ごろ)
- イモが柔らかくしぼんでいる
- 冷蔵庫や低温環境で保存されていた
- 土に植えても温度が足りない
- 芽が茶色く乾燥している
- 芽が1cm以下しかない
また、芽が少し出ただけの状態だと、植えても地温不足で枯れる可能性が高くなります。
芽が出たさつまいもをそのまま植え付ける方法
芽が出たさつまいもは「丸ごと植える方法」と「芽(つる)だけを切って植える方法」の2つがあります。それぞれのやり方と注意点を解説します。
さつまいもは、つるや葉っぱが広がります。
- さつまいもをそのまま植えたまま放置する場合は畑が必要です。
- 芽(つる)をカットして植え付ける場合は、プランターでも畑でもOKです。
丸ごと植える場合の手順と注意点
「手軽に試したい」「初心者で苗作りまでは難しい」という方に向いている方法です。
手順
芽が出たイモを選ぶ
- 芽が3〜5cm以上
- 腐りや変色がないもの
日当たりのよい土やプランターを準備
- 深さが40〜50cmの大型プランターが理想
- 排水性のよい土がおすすめ
イモを横向きに浅く埋める
- 深さ5〜10cm
- 芽が土から少し顔を出す程度
水は控えめに
- 乾燥気味に管理(湿らせすぎると腐る)
気温は20℃以上が理想
- 4月後半〜6月に限定
注意点
- 秋・冬に植えると生育はほぼ不可能
- 丸ごと植えてそのままイモを放置する場合は広い場所が必要。
- 収穫量が安定しにくい
- 衛生面でカビや病気が出ることもある
- 収穫まで120日前後かかる
「試しに育てたい」「子どもと実験したい」などの目的ならおすすめです。
芽を切って植える方法(プランター・畑向け)
より成功率を高めたい場合は、芽(つる)を切って植える方法が向いています。
手順
- 芽が10cm以上に伸びてからツルを収穫
- 芽の根元からハサミでカット
- 下葉を2〜3枚残して下処理
- 水に2〜3日つけて発根させる
この方法のメリット
- 丸ごと植えるより腐敗リスクが低い
- 成長が早く、根も伸びやすい
- 小スペースでも管理できる
挿し苗として植える準備ができましたので、植え付ける時期を確認していきます。
さつまいもの植え付けに適した時期(春〜初夏)
さつまいもは「暖かい気温と地温」がそろって初めて根付き、生育が始まります。そのため、芽が出たタイミングよりも「植える季節」が重要になります。
さつまいもを植えるベストシーズンは5月〜6月
一般的にさつまいもの植え付け適期は5月〜6月です。特に以下の条件がそろうと失敗しにくくなります。
- 最低気温:15℃以上
- 地温:18〜20℃以上
- 霜の心配がない時期
- 梅雨入り前後
地域別の目安は以下の通りです。
| 地域 | 植え付け時期の目安 |
|---|---|
| 九州〜関西 | 4月下旬〜6月上旬 |
| 東海〜関東 | 5月上旬〜6月中旬 |
| 東北・北海道 | 5月下旬〜6月下旬 |
芽が出ているさつまいもでも、「発根前に土が冷たい」「昼夜の寒暖差が大きい」状態では植えても枯れてしまう可能性が高くなります。
芽が出たタイミングと地温・気温の関係
芽が出るスピードは保存場所の環境で変わりますが、イモが芽吹くのは地植えできる合図ではありません。
芽が出た=植えどき、とは限らない理由
- 保存中の温度で勝手に芽が伸びる
- 土中の冷え・湿気で腐ることがある
- 暖房のある室内だと冬でも芽が出る
- 植え付け後120日前後の生育期間は必要
つまり、「芽が出るのが早すぎた場合」は、植え付けの適期まで保存・育苗して温存するのが正解です。
9月・10月・11月にさつまいもの芽が出た場合はどうする?
秋〜初冬に芽が出たさつまいもを見て「今から植える?」と思う方もいますが、結論として「外に植えるのはNG」です。代わりに「保存」や「室内育苗」に切り替えるのがおすすめです。
秋植えがNGな理由(気温・生育日数・収穫不可)
さつまいもの芽を9月〜11月に植え付けても以下の理由で生育が進みません。
理由①:地温が足りない
- さつまいもは地温18℃以上で根を張る
- 秋は夜間が冷え、発根がほぼ止まりイモができない
理由②:生育日数が確保できない
- 植え付けから収穫まで最低でも約4ヶ月(120日ほど)必要
- 10月植え→冬までに育つのは不可能
理由③:霜・冷気で枯れる
- 地上のつるも地下のイモも寒さに弱い
- 霜が当たると数日で全滅
つまり、「秋以降に植えても収穫は見込めない」というのが現実です。
植えずに保存する方法(来年用)
秋〜冬に芽が出た場合は、植えずに翌春まで保存するほうが現実的です。保存方法のポイントは以下の通りです。
保存の基本
- 温度:13〜15℃
- 湿度:60〜70%
- 保存方法:新聞紙・ダンボール・発泡スチロールなど
芽の処理
- 小さな芽は折らずにそのままにする
- 10cmほどまで伸びすぎた芽は根本から摘む
- カビが出たら部分は切り取り、乾かす
4月〜6月に「芽だし用イモ」として再利用できます。
おすすめ保存スタイル
- 1本ずつ新聞紙に包む
- ダンボールに入れて常温保存
- 冷蔵庫は低温障害が出るためNG
春(4月〜6月)に「芽出し用イモ」として再利用できます。
芽だけ採って育苗できる?室内管理のコツ
秋〜冬に芽が出た場合、「芽だけ育てて苗に成長させる」という方法もあります。翌春の植え付けに備えられるので、こちらも有効です。
手順
- 芽を10cmほど伸びたら根元から切る
- 水を入れた容器に挿して発根させる
- 室内の日当たりの良い場所で管理する
- 気温15〜25℃をキープ
注意点
- 水は2〜3日に一度交換
- 直射日光を避ける
- 葉がしおれる場合は霧吹きで保湿
- 発根したら小鉢やポットに仮植えも可
育苗できるメリット
- 春の植え付けに苗を確保できる
- 種イモを買う手間とコストを省ける
- 品質が分からないから楽しめる
芽が出たさつまいもは、植える以外にも活用方法もありますので、興味のある方はこちらを読んでみてくださいね。
さつまいもの再生栽培|さつまいもの育て方

今回は自分で芽出しをした苗で再生栽培を紹介しますが、ホームセンターなどで購入した苗でも栽培方法は同じです。
家庭菜園でも簡単に挑戦できるさつまいもは、手間が少なく初心者にもおすすめの野菜です。春に苗を植え、夏の日差しをたっぷり浴びて育つさつまいもは、秋には収穫する喜びをもたらしてくれます。
ネギの再生栽培の記事はこちらで紹介しています。
準備するもの
- さつまいもの苗(自分で芽出しした苗や購入した苗)
- プランター(横幅60cm、深さ30cm以上のもの)
- 培養土(初心者の方は新しい土で栽培するのがおすすめです)
- 堆肥(必要に応じて)
- 腐葉土
- 化成肥料(窒素8、リン酸8、カリウム8)必要に応じて
- スコップ
- ジョウロ
- 薬剤農薬など
- 園芸用手袋
プランターサイズ
さつまいもは根が肥大する野菜なので、30cm以上の深いプランターが必要になります。浅いと芋が大きくならず、小さい芋になってしまいます。
できれば横幅が60cm以上、深さ40〜50cm以上の大型プランターが理想です。(60cmのプランターなら2株植えることができます。)
家庭菜園に必要な道具類の記事はこちらで紹介しています。
さつまいもの苗の選び方
ご自分で芽出しをされない方は、4月〜5月ごろにホームセンターなどで苗が販売されますので、下記のことを注意しながら購入しましょう。
- さつまいもの茎が太く葉の色が緑が濃いもの。
- 苗の長さが25〜30cmほどあり、節数が7〜8節あるもの。
- あれば白い根が少し出ているもの。活着しやすくなります。
ご自分で芽出しされた方も、上記の苗に近いものを選びましょう。たくさん苗が出来上がった方は、植え付け時期を少しずつずらして栽培すれば長い期間収穫が楽しめますよ。
さつまいも苗の保存方法
さつまいもの植え付けを遅らせたい場合は、苗を新鮮に保つために乾燥やしおれを防ぐことが重要です。
短期間保存(1〜2日程度)
- 苗を湿らせた新聞紙で優しく包み、日陰や涼しい場所に置きます。
- 湿らせた新聞紙で包んだ苗を、ビニール袋に入れて軽く口を閉じます。ただし、蒸れないように完全に密閉しないことがポイントです。
長期間保存する(3日以上)
- 苗の根元を数センチ程度、ペットボトルなどに水につけて保存します。葉の部分が水につかならないように注意してください。
- 日陰の場所に軽く耕し土や砂を準備し、苗を仮植えします。仮植えした後は軽く水やりをして乾燥を防ぎます。
さつまいもの発根を促す方法(白い根を生やす)
さつまいもの苗に発根させるには、苗の根元が乾燥しないように注意し、20℃〜30℃の環境が適しています。寒い場所では発根しにくいので、暖かい場所に置くのがおすすめです。
水の中に入れて発根させる
- コップやペットボトルを切ったものなどを使用し、水を入れます。
- 苗の根元(切り口)を5センチ程度水に浸します。葉が水に触れないように気をつけます。
- 気温が20℃〜30℃ぐらいの、明るい日陰や室内に置きます。
- 2〜3日おきに水を交換し、清潔さを保ちます。
- 1週間ぐらいすると、白い根が出てきます。
湿った土や砂を使う方法
- トレイや浅い容器に土や川砂を浅く敷き、湿らせておきましょう。
- 苗を横に寝かせるようにして置き、軽く土や砂をかぶせます。
- 気温が20℃〜30℃ぐらいの、明るい日陰や室内に置きます。
- 土や砂が乾かないように霧吹きや軽い水やりで湿らせます。
- 数日から1週間程度で根が出始めます。
これらの方法を試して、元気な苗を植えられる状態に整えてください。
さつまいもの栽培時期
さつまいもは乾燥や夏の日差し、高温にも強い野菜です。さつまいもの栽培時期は、一般的に5月ごろに苗の植え付けると10月ごろに収穫します。
栽培適温が20℃〜30℃ぐらいなので、地域により植え付け時期が変わってきます。土の温度が15℃以上が植え付け時期のタイミングになります。
植え付け時期は4月〜7月ごろと幅が広く、収穫時期は9月〜12月ごろ。植え付けてから3ヶ月〜4ヶ月の栽培期間がかかります。
我が家は、試しに8月末に植え付け90日ほど栽培し、12月末に小さいですが収穫することができました。

ご自分で芽出しをされ、植え付ける場所がある方は、植え付け時期を少しずつずらして栽培すれば、一度にたくさん収穫せずにすみますよ。
さつまいもの土作り
さつまいもは酸性土壌でも比較的強いため、苦土石灰を入れる必要はありません。
そして、さつまいもは窒素肥料が多いとツルや葉っぱばかりが大きくなる「つるぼけ」をしやすくなります。さつまいもを植える前に、何か野菜を育てていたのであれば元肥を入れる必要はありません。
腐葉土と堆肥を少し元肥で入れ、化成肥料は入れる必要はありません。
- 植え付け2週間前に準備していきます。
- 1㎡あたり腐葉土と堆肥を2Kgほど施します。
- さつまいもは水はけの良い土を好むため、深く耕しふかふかな土づくりをします。畑栽培をする方は、ウネ幅を60cm、ウネの高さを25〜30cmほどにし、水はけの良い土づくりにしましょう。
古い土を使う場合は、土を消毒することをおすすめします。古い土の消毒方法はこちらで紹介しています。
市販の野菜用培養土を使えば、土づくりする必要はありません。プランター栽培をする方や袋栽培をする方におすすめです。袋栽培する方は、プランターなくてもそのまま栽培することができますよ。
さつまいもの植え方
さつまいもの植え方は、さつまいもを栽培する場所や苗の状態などで植え方が変わってきます。我が家のようなプランターや狭い庭しかない方は、垂直植えや斜め植えの植え方になりますし、畑や広い場所がある方は、どんな植え方でも植えられますので、ご自分が育てる場所や苗により植え方を選んでみましょう。
水平植え
- 苗が水平になるように植えます。30cmほどの苗を水平に植えるため、広い場所が必要になるため、広い畑がある方におすすめな植え方です。
- さつまいもの大きさは小さめですが、数はたくさん採れます。
斜め植え
- 苗を斜めにさすように植えます。マルチをしている方や15cmほどの短い苗の方は、斜め植えがおすすめ。一般的に斜め植えをする方が多いです。
- さつまいもの大きさは小さめですが、数はたくさん採れます。
垂直植え
- 苗を垂直に植えます。15cmほどの短い苗の方やプランターや植木鉢、袋栽培をされる方におすすめです。
- 横幅が60cm、深さが30cm以上のプランターであれば、2株植えることができます。
- さつまいもの数はとれませんが、大きいものが採れます。
さつまいもの地植え、畑に植え付け
- 日当たりが良い場所を選びます。ウネ幅60cm、ウネの高さ30cmの畑を準備します。狭い畑であればウネの高さ30cmほどを確保しましょう。
- 焼き芋サイズの小ぶりなものを求める方は、水平植えがおすすめです。ウネに苗を水平に置き浅く植えていきます(水平植え)。苗の根っこの方は土に埋めて、先端(成長点)を10cmほどは土から出しておきます。
- マルチをしている方は斜め植えがおすすめです。ウネに棒などで斜めに穴をあけます。苗を斜めに差し込み(斜め植え)、苗の根っこは土に埋めて、先端(成長点)を10cmほど土から出しておきます。
- 畑が狭い方や苗が短いものしかない方は、垂直植えがおすすめです。ウネに棒などで垂直に穴をあけます。苗を垂直に差し込み(垂直植え)、苗の根っこは土に埋めて、先端(成長点)を5〜7cmほどは土から出しておきます。
- 2本目以降を植えられる方は、間隔は30cmほどあけて植え付けていきましょう。
- 植え付けた後は、たっぷり水を与えます。
- 植え付けてから1週間〜10日ほどすると根が活着しますので、土が乾かないように水やりをします。
さつまいもをプランターに植え付け
プランターの場合は、数は少なめですが大きいものがとれる垂直植えがおすすめです。
- プランターや植木鉢などに9分目まで肥料入り培養土を入れます。土を耕しふかふかにしておくと水はけが良くていいですよ。
- さつまいもの芽(苗)の根元を切り取ります。必要な苗の長さは、20cmほどで構いません。長い苗は根っこの方を切ってください。
- プランターに入れた土を棒などで穴をあけ、苗の根元を10cmほどの深さまで土の中に入れ、苗を垂直にして植えます(垂直植え)。苗の先端(成長点)は埋めないようにしましょう。(先端5cm〜7cmほど出しておきます。)
- たっぷり水を与え、プランターなどを日のよく当たるところに置きます。
- 植え付けてから1週間〜10日ほどすると根が活着しますので、土が乾かないように水やりをします。

さつまいもの水やり
さつまいもは、乾燥を好む野菜のため雨水を活用すれば、畑栽培の場合は基本水やりの必要はありません。プランター栽培は、土の表面がしっかり乾燥してから与えるようにしましょう。
さつまいもの追肥と土寄せ
畑で栽培している方は、基本的に追肥の必要はありません。
プランター栽培の場合は水やりで肥料や土が流れてしまうので、追肥と土寄せを施します。
畑栽培の場合も、ツルや葉がなかなか伸びず茂ってこなかったり、葉の色が黄色くなりよくない時は少し肥料を施すようにしましょう。
土寄せは、追肥をするのであれば同じタイミングでします。
土寄せだけの時は、植え付けから1ヶ月ほど経ったころ、株元に土寄せをします。ウネが低くなってきていたら、水はけを良くするためにもウネを高くしましょう。
追肥と土寄せの仕方
- 畑栽培で追肥と寄せ土をする方は、1㎡あたり化成肥料を50gほどを、ウネ溝にまき軽く土をならし、その土をウネにあげます。ウネは高くしておくと水はけが良くなります。雑草があれば、この時に取り除くようにしましょう。
- 畑栽培で土寄せだけをする方は、ウネ溝の土を軽くならし、ウネにあげます。ウネは高くしておくと水はけが良くなります。土寄せのタイミングで雑草も取り除くようにしましょう。
- プランターの場合は、肥料入りの培養土をスコップ2杯を株元に土寄せをします。雑草があれば取り除くようにしましょう。
さつまいものつる返し

ツルに根を張るとさつまいもが小さくなってしまうので、定期的にツルを持ち上げて切り離すようにしましょう。これが「つる返し」になります。
プランター栽培の方は、つる返しの必要はありません。
病害虫
さつまいもは、比較的害虫が発生しにくい野菜ですが、連作すると出やすいネコブセンチュウや、肥料過多で出やすいアブラムシが発生することがありますので、見つけ次第手で取り除くか、薬剤を適切に使用しましょう。
ツル割れ病や立ち枯れ病などの病気が発生したときは、病気が出ている葉っぱなどは早めに取り除くようにしましょう。
2024年の夏は、我が家のさつまいもにはカメムシが大量発生して大変でした。

2025年はバッタが多く、少し葉を食べられています。


さつまいもの収穫
10月〜11月ごろ葉っぱが黄色くなってきて、植え付けてから3ヶ月〜4ヶ月経ったころに試し掘りをします。大きく育っていれば収穫の時期のタイミングです。小さいときはもう少し放置してから収穫するようにします。
- 土が乾いていた方が掘りやすいので、晴れた日に行いましょう。
- スコップを使って丁寧に掘り起こします。傷つけないようにしましょう。
収穫が早すぎると甘みが少なく食味が悪くなりますし、収穫が遅すぎると形が悪くなったり、中身が空洞になることがありますので、十分な大きさになったら収穫しましょう。
我が家は、12月初めに試し掘りをしました。小さかったのでそのまま翌年の1月5日まで放置しましたが、12月がとても寒かったので大きくならず、小さいままでした。


8月の植え付けでも小さいさつまいもは収穫できますが、できれば7月までに植え付けを終わらせた方が大きいサイズのものが収穫できると思います。
2025年は4月に植え付けし、9月に収穫しました。昨年より早く植え付けしたの大きいものが収穫できました。


収穫したさつまいもを保存
収穫したさつまいもは、土がついたまま新聞紙などを敷いた上で、3日〜5日ほど陰干しで乾燥させます。
乾燥させたさつまいもを新聞紙に包み、段ボールや発泡スチロールの中に入れ2週間ほど入れておきます。置くことでさつまいもに含まれている、デンプンが分解され甘くなります。
収穫したさつまいも料理
12月に収穫したさつまいもは大学芋に、1月に収穫したさつまいもはふかし芋にして食べました。


さつまいもの芽を出させない保存方法
さつまいもは、本来「休眠期間」が短い野菜です。室温や湿度によっては冬場でも芽が出やすくなります。
芽が出ると栄養が消耗して味も落ちるため、正しい保存方法を知っておくことが大切です。以下のポイントを押さえておきましょう。
(スーパーなどで買ってきたさつまいもの保存も同じになります。)
常温保存(基本)
- 温度は13〜15℃前後が理想
- 台所・床下収納・北側の部屋などに保管
- 直射日光・暖房の近くはNG
冷蔵庫はNG
- 10℃以下で低温障害が起こる
- 水分が抜けてパサパサになる
- 甘みも風味も落ちてしまう
新聞紙で包む
- 1本ずつ新聞紙にくるむと適度に湿度を保てる
- 光を遮断できるので芽が伸びにくい
- カビ防止にも有効
ダンボール・発泡スチロール
- 通気性・保湿性がある
- 新聞紙で包んだ芋を入れる
- 寒冷地では毛布やタオルをかけてもOK
ポイント:「乾燥しすぎず、冷えすぎず、光を遮る」この3点を守ることで芽が出にくくなります。
長期保存したいときは冷凍も可能
加熱してから冷凍するのもひとつの方法です。
蒸したり焼いたりしたさつまいもを冷凍すれば、芽が出る心配もなく、甘みも保たれます。解凍してそのまま食べたり、お菓子作りに使ったりと便利です。
我が家は、大学芋にしてから冷凍しています。
さつまいもと相性が良い野菜と相性が悪い野菜
さつまいもは比較的連作障害が出にくい野菜といわれています。しかし何年も同じ場所で同じ植物を育てていると、害虫や病気などの悪い影響をもたらすことがあります。
さつまいもを同じ場所で栽培するのは、2〜3年にしておくのが良いでしょう。さつまいもと相性が良い野菜と悪い野菜を、下記で紹介していますので確認していきましょう。
相性が良い野菜
- 玉ねぎ
- えだまめ
- 大根
- カブ
- レタス
- 赤しそなど
さつまいもと赤しそを一緒に植えることで、害虫被害が少ないといわれています。さつまいもの後作には、玉ねぎ、レタスなどがおすすめです。
さつまいもと相性の良い野菜の育て方の記事は、こちらで紹介しています。
相性が悪い野菜
- とうもろこし
- インゲン豆
- ブロッコリー
- かぶ
- 大根など
さつまいもは比較的連作障害や後作、一緒に植えてはいけない野菜は少ないですが、アブラナ科の大根やかぶ、ブロッコリーなどは相性が悪いといわれています。
後作にアブラナ科の野菜を植えるのであれば、マルチを活用すれば被害が少なくすみます。
カブや大根、ブロッコリーの育て方はこちらで紹介しています。
まとめ
さつまいもの芽は、植え付け時期にあっていれば「苗」として活用できますが、タイミングがズレていると植えても育たないことがあります。
特に9月〜11月に芽が出た場合は、秋植えをしても気温や地温が足りず、収穫に必要な日数も確保できないため成功はほぼ不可能です。
芽が出ても「植えるべき時期でい場合」は、無理に畑に出さず、保存・育苗・食用に切り替えるのがベストです。タイミングと気温を意識すれば、食材としても苗としても無駄なく活用できます。
さつまいもを本格的に育てるのであれば、苗はなるべくホームセンターなどで購入された方が、失敗しにくく収穫量が増えるように思います。そして最初は小さなスペースで試してみて徐々に広げていくのが良いかも知れませんね。
家庭菜園で育てた野菜は、収穫したあとの楽しみも大切ですよね。
このブログでは、家庭菜園の記録だけでなく、干し柿や黒豆、切り干し大根といった季節の保存食など、日々の食卓に役立つ手仕事も紹介しています。よろしければ、覗いてみてくださいね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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