初投稿日2024年3月27日
箸休めやカレーなどのトッピングにも人気のらっきょう。いつもはスーパーなどで買っているらっきょうを食べている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
・初めてらっきょうの甘酢漬けを作るけど失敗しないかな。
・らっきょうを漬けるのは手間がかかり大変そう。
・らっきょうの甘酢漬けの簡単な作り方を知りたい。
そんなお悩みをお持ちの方に試していただきたいのが、洗いらっきょうで作る「らっきょうの甘酢漬け」です。
らっきょうには「根付きらっきょう」と「洗いらっきょう」があり、根を切ったり下処理に手間がかかり使いづらい根付きらっきょうと、少し価格は高いですが下処理をされた手間が省ける洗いらっきょうがあります。我が家では手間が省けるので、洗いらっきょうを使うようにしています。
この記事では、らっきょうの下処理の手間を省きたい方や初心者の方でも簡単にできる洗いらっきょうを使って「らっきょうの甘酢漬け」のレシピを紹介しますので、最後まで記事を読んでくださいね。
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洗いらっきょうで簡単甘酢らっきょうの漬け方の流れ
らっきょう漬けを簡単に漬けるために必要な事柄を、一つずつ確認していきましょう。
根付きらっきょうと洗いらっきょうの違い
根付きらっきょうは、農家さんが畑から抜き取ったままのもので、砂や泥がつき根っこもそのまま付いた、らっきょうのことです。根付きらっきょうは鮮度が良く漬けた時もカリカリ食感があり、とても美味しいらっきょうを味わうことができます。しかし、砂を洗い落とし根っこや皮むきなどの下処理に、とても手間がかかるのが難点です。
洗いらっきょうは、根付きらっきょうの下処理をされたものを袋詰めされて売られている、下処理済みのらっきょうのことです。下処理の手間が省けるので、初めてらっきょう漬けをされる方にとっては簡単に始められるメリットがあります。しかし、洗いらっきょうは価格が高く、下処理をしてしまうと食感が悪くなるデメリットがあります。食感を保つには、らっきょうを漬けた後、冷蔵庫で保存すればカリカリ食感は残すことができるので食感の問題は解消されます。
洗いらっきょうの選び方
らっきょうの旬は5月〜7月で出荷最盛期は6月ごろになります。スーパーや産直、ネット通販などで出回りますので、下記のようならっきょうを選ぶようにします。
- 表面に傷がついていない
- 粒がふっくら丸みがある
- 芽が出ていない
- 適度なかたさがある
- 粒がみどり色になっていない
- 葉が出ていない
このような新鮮ならっきょうを選ぶようにしてください。
らっきょうは生命力が強いので半日ほどで芽が出てくることもあります。その日に漬けない時はポリ袋に入れて、必ず冷蔵庫に入れてください。
スーパーでは新鮮なのものに出会わなかったり、漬ける日の予定が立てれない時があります。ネット通販では予約がきくので買い忘れや、何度もスーパーなどに足を運ぶ手間も省けますし、新鮮ならっきょうが手に入り漬ける日の予定が立てやすいので、初めてらっきょう漬けをされる方にはネット通販で購入するのがおすすめです。
甘酢らっきょうの材料
洗いらっきょう | 1Kg |
---|---|
穀物酢 | 350cc |
砂糖 | 200g〜250g (甘めがお好みの方は250g) |
塩 | 20g |
漬ける容器 (金属製以外のもの) |
1 |
唐辛子 | お好みで |
お酢で金属が腐食する可能性があるので、漬ける容器は必ず金属製以外のものを用意して下さい。そしてカビ予防のため、なるべく熱湯消毒できるものがおすすめです。なければホワイトリカーでも消毒できますので金属製以外のものなら大丈夫です。
簡単にできる甘酢らっきょうの作り方
- らっきょうをボウルに入れ砂やゴミを流水で洗い流します。皮が汚いところがあれば、はぎ取り捨てて下さい。
- 水洗いしたらっきょうをザルに上げて、水気を切ります。
- 30分〜1時間ぐらい自然乾燥させます。水分が残っているときはキッチンペーパーで拭き取ります。
- 漬ける容器(金属製以外のもの)を熱湯消毒します。熱湯消毒できない時はホワイトリカーで消毒します。
- 鍋にお酢と砂糖を合わせて弱火にかけ、沸騰前に火を止めます。火を入れすぎるとお酢がとんでしまいますので注意してください。
- 水切りしたらっきょうに塩をふりかけ、軽くかき混ぜて2時間ほど置きます。らっきょうの水分を出すことで食感がよくなります。
- 鍋にお湯を沸かし、熱湯の中にらっきょうを10秒ほどくぐらせます。長い時間らっきょうを茹でるとらっきょうの食感が悪くなるので、すぐにザルにあげてください。このとき水につけなくていいです。
- らっきょうと合わせ酢が冷めたら、消毒をしたビンにらっきょうと合わせ酢を半分入れて、ビンを上下にゆすってらっきょうと合わせ酢をからませます。
- お好みで唐辛子と残りの合わせ酢をらっきょうがヒタヒタになるまで注ぎ、ビンを上下にゆすって冷蔵庫で保存します。
いつから甘酢らっきょうが食べられる
早ければ2週間ほどで食べることができますが、1ヶ月ほど置くことでらっきょうにお酢が馴染み、お酢もまろやかになります。
洗いらっきょうのカリカリ食感を保つためにすること
らっきょうのカリカリ食感を保つために、作り方の⑥のらっきょうに塩を振り2時間置く工程をすることで、らっきょうの水分が抜け食感が良くなります。そして、洗いらっきょうを使うとどうしてもカリカリ食感が失われてしまいますので、食感を保ちたいときは必ず冷蔵庫で保存してください。そして、らっきょうはお酢を吸い続けますので、日が経つにつれ食感は悪くなってきますので、置きすぎには注意してください。
食感が悪くなったらっきょうの使い道
食感が悪くなったらっきょうは、細かく刻んでタルタルソースやお料理のドレッシングとして使うと食感がわかりにくく消費もできますよ。
らっきょうの保存期間
冷暗所でも日持ちはするのですが昨今の温暖化により、昔に比べ気温が高いため腐りやすい状態にあるので、安全のため冷蔵庫で保存することをおすすめします。
冷蔵庫に入れる場合は1年保存できます。小分けする時は清潔なお箸を使い、らっきょうを漬けた容器の口をホワイトリカーなどを湿らせたキッチンペーパーなどで拭くようしてください。甘酢をそのままにしておくとカビが生える原因になってしまいます。
らっきょうの栄養効果
らっきょうはユリ科でネギ属に属する植物で、ネギやニラ、ニンニクなどが同じ属する野菜です。らっきょうにはビタミン、ミネラル、カリウム、アリシン、食物繊維など私たちの体にとって必要な栄養素が多く含まれています。らっきょうの独特なニオイはアリシンという香味成分が含まれているからです。
らっきょうには血液をサラサラにし、むくみや血糖値の上昇を防いだり、疲労回復、便秘対策などの効果が期待されています。食物繊維が多く含まれているため、食べ過ぎるとお腹の調子が悪くなったり、甘酢には砂糖や塩を使用しているため取りすぎは注意が必要です。食べる量は一日3〜5粒を目処にしましょう。
らっきょう漬けを失敗しにくくするポイント
らっきょう漬けが失敗するのは、漬け汁が濁ったりカビが生えたりすることです。雑菌やカビを抑えることで、失敗しにくくなるので一つずつ確認していきましょう。
- 漬ける容器の中とフタは必ず消毒して下さい。消毒が不十分ですと必ずカビが生えたり、漬け汁が濁る原因になります。
- らっきょうを洗うときに砂や汚れを残さないようにキレイに洗うようにします。
- 傷がついたらっきょうは取り除き、キレイならっきょうだけを漬けます。
- らっきょうの水気を残さないようにします。
- らっきょうの熱湯にくぐらせます。
- らっきょうの頭が出ないようにヒタヒタになるまで、漬け汁を入れるようにします。
- 漬けたらっきょうを小分けするときは、キレイなお箸を使うようにして下さい。
- 容器に漬け汁が垂れたままにしておかず必ず拭き取り、容器の口はなるべくホワイトリカーで拭き取るとるようにします。
- 漬けたらっきょうは冷蔵庫で保存し、なるべく早く食べきるようにします。
我が家では上記のことを実施しているので、失敗したことがないです。
らっきょう漬けのQ&A
らっきょう漬けをしているときに疑問に思ったことを記しておきます。
らっきょうを湯通しする理由
らっきょうの汚れを取ったり、殺菌するために湯通しをします。熱湯をかけるだけでは温度が均一にならないので、湯通しをすることをおすすめします。
らっきょうの漬け汁が白く濁っている
漬け汁が白く濁るということは雑菌が繁殖したり腐敗している可能性があるので、漬け汁もらっきょうも残念ですが廃棄しましょう。
食べられるものもあるかもしれませんが、健康被害が出てからでは困りますので廃棄することをおすすめします。
らっきょうの漬け汁が茶色くなっている
漬け汁が茶色く澄んでいるものは、使用する砂糖が三温糖やざらめは茶色なので、漬け汁が茶色くなります。澄んでいる茶色であれば大丈夫ですが、茶色く濁った漬け汁は雑菌が繁殖している可能性があるので、残念ですが廃棄することをおすすめします。
らっきょうにカビが生えている
カビが生えたらっきょうは、残念ですが漬け汁もらっきょうも速やかに廃棄しましょう。
らっきょうの甘酢が酸っぱ過ぎる
らっきょうが酸っぱすぎて食べにくいときは漬け汁だけを煮沸し、冷めたららっきょうを入れ2〜3日置けば食べることができます。日持ちがしないので食べる分量をすることをおすすめします。
余った甘酢の使い道
余った甘酢は、フライや揚げ物のレモンがわりにしたりサラダのドレッシング、酢の物などに使うことができます。
らっきょうの甘酢アレンジ
梅干しを漬けられている方は梅酢が余っていれば、らっきょうの梅酢漬けに挑戦してみてはいかがでしょうか。らっきょうの甘酢漬けに梅酢を加えるだけで簡単に作ることができます。
- ナイロン袋にらっきょうの甘酢漬けを食べる分量と梅酢を少量加えます。梅酢を入れすぎると塩辛くなりますので注意してください。
- 冷蔵庫で3日ほど置くと赤く色づいてきたら出来上がりです。置き過ぎると塩辛くなるので、食べる分量を作ることをおすすめします。冷蔵庫で1ヶ月ほどを目処に食べ切るようにしてください。
手作り梅干しの作り方や赤しその塩漬けのやり方を、紹介していますので参考にしてみてください。
まとめ
手間を省きたい方や初めてらっきょう漬けを始めたい方に、洗いらっきょうを使うことで簡単にできる甘酢らっきょうの漬け方を紹介しました。
自分でらっきょうを漬けるのは大変ですが、自分好みの味つけにすることができ、日が経つにつれ食感の違いや味が変わるのを楽しめのではないでしょうか。
らっきょうを漬ける6月ごろは梅仕事の時期でもあります。らっきょう漬けの次は梅シロップや梅干し作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
我が家の毎年している梅仕事の記事を紹介していますので、参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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