初投稿2023年7月29日最新更新日2024年3月4日
自家製手作り梅干しを作りたいけど、情報が多すぎてお困りではないですか?
情報がありすぎて、どんな作り方をしたらいいのか迷うな。
作り方の違いを知りたいな。
初心者なので自分はどんな漬け方が向いているのか知りたい。
そんな迷いのある方に、初心者におすすめな梅干しの作り方5選と、昔ながらのすっぱい梅干しの作り方を紹介しますので、参考にしてみてください。
- <初心者におすすめな梅干しの作り方 5選 比較一覧>
- <昔ながらのすっぱい梅干しの作り方>
- <初心者が梅干し作りを失敗しにくくするポイント>
- <昔ながらの梅干しは、保存食にオススメ。災害時の非常食にピッタリ>
- <まとめ>
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<初心者におすすめな梅干しの作り方 5選 比較一覧>
初心者の方におすすめな簡単に作れる梅干しの作り方を紹介します。
- 【実例】干さない梅干し「梅漬け」の作り方。塩分20%にすれば失敗しない
- 【初心者にオススメ】重石なし干さないやわらか小梅の作り方
- ジップロックで簡単梅干しの作り方。冷蔵庫保存で安心
- 【塩分10%】減塩梅干しの作り方。冷蔵保存すればカビずに失敗しない
- 酸っぱい梅干しが苦手な方へ。氷砂糖で甘い梅干しの作り方
1.【実例】干さない梅干し「梅漬け」の作り方。塩分20%にすれば失敗しない
材料
完熟梅 1Kg
粗塩 200g
漬ける容器 1つ
ホワイトリカー消毒用
重石 必要に応じて
作り方
- 使う容器はすべて消毒します。
- 梅を水洗いし、水気をふきとりヘタをとります。
- 梅と塩を交互に入れ、一番上は塩で梅を覆い重石を置き、涼しいところで保存します。
- 2〜3日すると梅酢が上がってきます。梅酢が上がらない時は重石を足します。
しそを入れない場合
3ヶ月ほど涼しいところで保存すれば食べられますが、6ヶ月ほど置くことで、梅と塩が混ざり合いまろやかになります。
しそを入れる場合
1ヶ月ほどすれば赤しそが出回るので、赤しそを加えます。
梅の上に赤しそを入れ、赤しそが梅酢にヒタヒタにつかるように入れます。
しそを入れる方も、3ヶ月ほど涼しいところで保存すれば食べられますが、6ヶ月ほど置くことで、梅と塩が混ざり合いまろやかになります。
干さないのでこれで出来上がりです。
特徴
塩分を20%にすることにより、1年ほど常温で保存できカビを発生させにくく、失敗しにくい梅干しを作ることができます。
また、干す工程を省くことで、初心者の方も慣れている方にも簡単に作ることができます。
我が家も、干さない梅干しの作り方で漬けています。
大きい完熟梅を使うことで、肉厚でふっくらした梅を味わうことができます。
大きい梅を好まれる方はこちらがおすすめです。
詳しい作り方は、こちらで紹介しています。
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2.【初心者にオススメ】重石なし干さないやわらか小梅の作り方
材料
完熟小梅 1Kg
粗塩 200g
漬ける容器 1つ
ホワイトリカー消毒用
作り方
- 使う容器はすべて消毒します。
- 梅を水洗いし、水気をふきとりヘタをとります。
- 梅と塩を交互に入れ、一番上は塩で梅を覆い涼しいところで保存します。
- 2〜3日すると梅酢が上がってきます。梅酢が上がらない時はホワイトリカーを少量たします。
しそを入れない場合
3ヶ月ほど涼しいところで保存すれば食べられますが、6ヶ月ほど置くことで、梅と塩が混ざり合いまろやかになります。
しそを入れる場合
1ヶ月ほどすれば赤しそが出回るので、赤しそを加えます。
梅の上に赤しそを入れ、赤しそが梅酢にヒタヒタにつかるように入れます。
しそを入れる方も、3ヶ月ほど涼しいところで保存すれば食べられますが、6ヶ月ほど置くことで、梅と塩が混ざり合いまろやかになります。
干さないのでこれで出来上がりです。
特徴
こちらの漬け方は、上記の作り方とほとんどが同じです。
違うところは、小梅を使うことで重石なしで作ることができます。
大きい梅が苦手な方やお弁当に梅干しを入れていかれる方は、小梅がおすすめです。
我が家は、大きいのも、小さいのも両方漬けています。
詳しい作り方はこちらで紹介しています。
小梅は朝ごはん本舗公式サイトで購入できます。
3.ジップロックで簡単梅干し作り。冷蔵庫保存で安心
材料
完熟梅 1Kg
粗塩 180g〜200g
ジップロック 2枚
ホワイトリカー消毒用
重石 必要に応じて
作り方
- 使う容器はすべて消毒します。
- 梅を水洗いし、水気をふきとりヘタをとります。
- 梅と塩をジップロックに入れ、空気を抜きます。袋が破れると困りますので、ジップロックを二重にし、冷蔵庫で保存します。
- 2〜3日すると梅酢が上がってきます。梅酢が上がらない時は重石を置きますが冷蔵庫で保存するため、梅酢が少なくてもカビの心配はありません。
しそを入ない場合
3ヶ月ほど冷蔵庫で保存すれば食べられますが、6ヶ月ほど置くことで、梅と塩が混ざり合いまろやかになります。
しそを入れる場合
1ヶ月ほどすれば赤しそが出回るので、赤しそを加えます。
ジップロックの中の梅酢に、赤しそを吸わせるように入れ、空気を抜き冷蔵庫で保存します。
しそを入れる方も、3ヶ月ほど冷蔵庫で保存すれば食べられますが、6ヶ月ほど置くことで、梅と塩が混ざり合いまろやかになります。
干さない場合はこれで出来上がりです。
土用干しは少し手間がかかるため、初心者の方には干さない梅干しをオススメします。
特徴
改めて道具を買わずに、どの家庭にでもあるジップロックを使うことで、手軽にはじめられる漬け方です。
また、冷蔵庫で保存するためカビの発生はなく、安心して作ることができます。
漬ける道具がない方や梅干し作りに興味があるけど、一歩を踏み出すのに迷っておられる方は、こちらから始めてみてはいかがでしょうか?
詳しい作り方はこちらで紹介しています。
完熟梅は朝ごはん本舗公式サイトで購入できます。
4.【塩分10%】減塩梅干しの作り方。冷蔵保存にすればカビずに失敗しない
材料
完熟梅 1Kg
粗塩 100g
ジップロック 2枚
ホワイトリカー30cc
ホワイトリカー消毒用
重石 必要に応じて
作り方
- 使う容器はすべて消毒します。
- 梅を水洗いし、水気をふきとりヘタをとります。
- ジップロックに梅と塩、ホワイトリカーを入れ、冷蔵庫で保存します。
- 2〜3日すると梅酢が上がってきます。梅酢が上がらない時は重石をしたり、ホワイトリカーを加えます。
- 1ヶ月以上冷蔵庫で梅の塩漬けをし、梅雨が明け、天気が安定している日に3日間天日干しをします。
- 干した後、梅酢のは戻さず3ヶ月ほど冷蔵庫で保存すれば出来上がりです。
特徴
健康を気にされる方は梅干しの塩分が気になり、梅干しを敬遠される方が多いことだと思いますが、減塩梅干しにすることにより、梅干しを食べられるのではないでしょうか?
塩分を10%の減塩にすると、どうしても日持ちがしない梅干しになってしまいます。しかし、梅を天日に干し冷蔵庫で保存することで、保存期間を1年ほどできカビを発生させにくく失敗しにくい梅干しを作ることができます。
減塩梅干しのため、赤しそを入れず梅を干した後、梅酢に戻すことはおすすめしません。
詳しい作り方は、こちらで紹介しています。
完熟梅は朝ごはん本舗公式サイトで購入できます。
5.酸っぱい梅干しが苦手な方へ。氷砂糖で甘い梅干しの作り方
材料
完熟梅 1Kg
粗塩 100g
氷砂糖 120g〜150g
ジップロック 2枚
ホワイトリカー消毒用
重石 必要に応じて
作り方
- 使う容器はすべて消毒します。
- 梅を水洗いし、水気をふきとりヘタをとります。
- ジップロックに梅と塩、氷砂糖を入れ、冷蔵庫で保存します。
- 2〜3日すると梅酢が上がってきます。梅酢が上がらない時は重石をしたり、ホワイトリカーを加えます。
- 1ヶ月以上冷蔵庫で梅の塩漬けをし、梅雨が明け、天気が安定している日に3日間天日干しをします。
- 干した後、梅酢のは戻さず3ヶ月ほど冷蔵庫で保存すれば出来上がりです。
特徴
酸っぱい梅干しが苦手な方は、塩を少なくし甘い梅干し作りをしてみてはいかがでしょうか?
しかし、塩を少なくすると日持ちがせずカビが生える可能性がありますが、梅を天日に干し冷蔵庫で保存することで、保存期間を1年ほどできカビを発生させにくく失敗しにくい梅干しを作ることができます。
詳しい作り方は、こちらで紹介しています。
初心者におすすめな梅干しの作り方を紹介しました。
おすすめの梅は朝ごはん本舗公式サイトで購入できます。
昔ながらの塩分20%赤しそ入り天日干し梅干しの作り方を下記で紹介します。
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<昔ながらのすっぱい梅干しの作り方>
こちらは干す工程が入っているため、少し手間がかかる作り方になります。
興味のある方は、このまま先に読み進めていただきたいです。
1.材料と用意するもの
完熟梅 | 1kg |
---|---|
粗塩 | 200g(塩分20%) |
ホワイトリカー(消毒用) | 少量 |
竹串や爪楊枝 |
数本 |
重石 | 1 |
漬ける容器 | 1 |
梅は6月初旬から出回りはじめます。
準備する道具類はこちらで詳しく紹介しています。
1.梅を追熟(ついじゅく)
まだ熟れていない青い梅を買ってしまった場合は、追熟の必要があります。
日の当たらないところで、新聞紙にくるんだりダンボールなどにいれて2〜3日黄色くなるまで待ちます。なるべく梅は重ならないように置き、新聞紙などを箱に被せて梅が乾燥するのを防ぐことをおすすめします。毎日梅の変化を見るようにしてください。
この時絶対、水に漬けないでください。傷む原因になります。
追熟は何気に手間がかかるので、完熟梅(黄色の梅)は購入すれば追熟をする必要はないです。
我が家は完熟梅を買うことで、追熟の工程の手間を省いています。
朝ごはん本舗公式サイトで購入できます。
楽天会員の方はふるさと納税で完熟梅を検討されていかがでしょうか?
2.粗塩(あらじお)を用意する
粗塩は、ミネラルや水分が多く少ししっとりしたお塩です。
梅と塩がからみやすいため、梅干しには粗塩をオススメします。
2.梅の下処理
- 梅を水洗いする
- 水気をとる
- ヘタをとる
ヘタに水が入るとカビの原因になるため、この順番で下処理をしてください。
1.梅を水洗いする
ボウルなどに梅を入れ、うぶ毛をとりながら洗います。
2.水気をとる
ザルなどにあげ、清潔な布やキッチンペーパーで水気を取ります。
3.ヘタをとる
竹串や爪楊枝でヘタをとります。
傷がついた梅は捨てなくても大丈夫です。別に取りのぞき、活用方法があります。
3.梅を塩漬け(白漬け)にする
梅と塩だけで作る梅を白漬けと言います。
- 消毒する
- 梅と塩を入れる
- 重石をする
- 状態確認
- 白漬けの完成
1.使用する道具類を消毒する
容器と梅をホワイトリカーで消毒します。
2.梅と塩を入れる
梅と塩を交互に入れ、塩で梅を覆うように入れます。
3.重石をする
梅酢が出やすいように重石をのせ、涼しいところで保存します。
4.梅の状態確認
2〜3日すれば梅酢が出てきます。梅酢が出にくい場合は、重石を増やしたりホワイトリカーを入れ梅酢を早く出すようにしてください。
梅酢を早く上げることが、梅干し作りには重要な工程です。
1ヶ月ほどすれば、赤しそを加えたり、土用干しの工程があります。
白漬けだけの場合は、このまま3ヶ月保存すれば完成になります。
5.昔ながらの白梅漬けの出来上がり
3ヶ月ほど置くと白漬けの完成で食べられますが、6ヶ月以上置くことで梅と塩がうまく混ざり合いまろやかになります。
4.梅に赤しそを入れる
赤しそを加えることで、梅が赤く色づき、赤しその風味が味わえます。
梅酢がたっぷり出た2週間〜1ヶ月ごろ、梅を覆うように赤しそを加えます。赤しそを入れると梅酢を吸ってしまうので、梅酢がたっぷり出てから赤しそを入れることをおすすめします。
カビが生える原因になるため、梅酢につかった状態にして入れてください。
5.梅を土用干し、天日干しをする
土用干しも天日干しも同じ意味です。
梅酢が上がってから、土用干しまでの待つあいだに梅の変化を見ることが大事です。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
梅雨が明けた後、天気のいい日に3日間天日干しをします。
天日干しをすることで、旨味が凝縮され、2〜3年ほど長期保存することができます。
干さない場合は、1年ほどの保存期間になります。
1.梅と赤しそを取り出す
梅と赤しそを、梅酢をしぼりながら取り出し、ザルに平らに並べます。
2.梅と赤しそを朝から夕方まで天日干しをする
天気のいい日に朝から夕方まで干し、ときどき梅と赤しそをひっくり返します。
3.夜は干した梅を室内で保存する
取り込んだ梅は、ホコリが入らないように室内で保存します。
これを3日間繰り返します。
梅酢は、容器のままラップをして1日だけ干します。
4.土用干しの出来上がり
梅酢に戻さない場合
消毒したキレイな容器にいれます。
このまますぐに食べられますが、3ヶ月以上置くことで、梅と塩がまろやかになります。
梅酢に戻す場合
梅と赤しそを梅酢に戻してください。こちらも3ヶ月以上置くことで、梅と塩がまろやかになります。
どちらも常温で2〜3年ほど長期保存できます。
土用干しをする日数の違いや、土用干しの後に梅酢に戻すか、戻さないかを比較した記事を紹介しています。
<初心者が梅干し作りを失敗しにくくするポイント>
梅を漬けるのに一番多い失敗は、カビです。
昔から、梅にカビが生えることは縁起が悪いといわれています。
カビが生えるような環境にいるうちに、病気などをしやすくなるため、縁起が悪いといわれているそうです。
家などが汚れていますと、カビが生えやすくなります。
1.梅が傷ついていないものを選ぶ
梅のキズからカビが生える可能性があるため、梅はきれいなものだけを漬けるようにします。
傷がついた梅はきれいな梅と一緒に漬けず、チャック付き袋などに入れ、別々で漬けるようにしてください。
作り方は同じで、冷蔵庫で保存してください。
2.梅酢が出やすい完熟梅を選ぶ
梅には梅酢が出やすい黄色い完熟梅と梅酢が出にくい品種や青い梅などがあります。なるべく黄色く熟れている梅や完熟梅を選ぶことをおすすめします。
私が使用している朝ごはん本舗の完熟梅のレビューはこちらで紹介しています。
朝ごはん本舗公式サイトで購入できます。
3.梅の塩分を20%にする
塩を減らすことでカビが生えやすくなります。
塩分を20%にすることにより、カビを発生させにくくします。
塩分が気になる方は食べる分だけ水洗いし、塩抜きをしてお召し上がりください。
残った場合は冷蔵庫で保存し早めにお召し上がりください。
塩抜き方法はこちらで紹介しています。
4.漬ける容器の消毒
水気が残っていたり、容器の消毒が不十分だったりすると、カビが生えるため十分に行なってください。
使用する用具はすべて消毒することと、素手で梅を触らず手袋をすることをおすすめします。
5.梅の保存場所と保存容器
保存状態が悪いとカビが生える可能性があるため、なるべく涼しいところで保存してください。
漬ける容器が、陶器のような温度変化しにくい容器は、カビが生えにくいですが、ジップロックのような温度変化しやすい容器は、カビが生えやすいです。
常温保存で漬けられる方は、陶器の容器がオススメです。
<昔ながらの梅干しは、保存食にオススメ。災害時の非常食にピッタリ>
昔ながらの塩分20%以上の梅干しは、常温保存でき日持ちするため、保存食として昔から用いられてきました。
我が家では、常温保存できる塩分20%の梅干しを常備しおり、保存食としています。
また、台風など自然災害時のときは梅干しのおにぎりを用意して、停電などの災害時の非常食として準備をしています。
<まとめ>
自家製梅干しに挑戦しようと思っても、情報が多すぎて、どんな作り方をしていいかわからない方に、作り方の違いを6つ紹介しました。
自分に合う漬け方は見つかりましたか?
それぞれの家庭の事情があると思いますので、ご自分に合う漬け方でチャレンジしてほしいと思います。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。 スポンサーリンク