初投稿2023年7月17日最新更新日2024年3月8日
せっかく梅シロップを作ったのに飲んでみたら苦い、えぐみが出て渋くておいしくないと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
・捨てないとダメかな?
・梅シロップを飲むことができないのかな?
・梅の実は食べられないのかな?
そんな疑問にお答えします。
梅シロップが苦みや渋みが出てしまったら、完全に苦みをとることは難しいですが、対処することで苦みを減らすことができ、捨てなくてもシロップを飲むことや梅の実を食べることはできます。
この記事では15年梅シロップを作っている私が、梅シロップに苦みが出る原因と渋みや苦みを減らす4つの手順を紹介しますので、最後まで記事を読んでくださいね。
苦みが出にくい梅は
朝ごはん本舗公式サイトから購入できます。
梅シロップには冷凍梅が便利です。
- 1.梅シロップにえぐみが出てシブい、苦くなる2つの原因
- 2.梅シロップの渋みや苦み、えぐみを消す、減らす4つの手順
- 3.梅の実が苦い、渋み、えぐみを消す、減らす方法と梅ジャムの作り方
- 4.梅シロップが苦くならない失敗しにくい2つのポイント
- 5.夏の暑さにオススメ子どもも飲める梅シロップ
- 6.まとめ
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1.梅シロップにえぐみが出てシブい、苦くなる2つの原因
梅シロップが苦く出る原因は2つあります。
- アク抜きをしていない
- えぐみや苦みがある梅を使った
一つづつ確認していきましょう。
1.アク抜きをしていない
青梅にはアクがあるものが多く、えぐみや苦みの原因はアクなのです。
青梅を1時間ほどアク抜きをしていないと、渋みやえぐみ、苦みが出やすくなります。
2.もともと、渋み、えぐみ、苦みがある梅
梅の品種によっては、えぐみや苦みが出てシブくなってしまう梅があります。
梅シロップに適している青梅は南高梅や古城といわれています。
以前私も産直で売っている青梅を買い梅シロップを作ったときは、苦みが出てしまったことがあります。その時に学んだのが梅選びが重要だということです。
梅シロップは冷凍梅で作るのがおすすめです。
冷凍梅で梅シロップの作り方の記事はこちらで紹介しています。
梅シロップだけではなく、梅干しが苦い原因もアクや梅の品種などが関係しています。
手作り梅干しが苦いときの対処法はこちらで紹介しています。
2.梅シロップの渋みや苦み、えぐみを消す、減らす4つの手順
梅シロップを対処すれば飲める状態に戻せますが、完全に苦みや渋みがとるのは難しいです。
しかし何もせずに捨ててはもったいないので、手間はかかりますが対処されてはいかがでしょうか。
- 梅とシロップをわける
- シロップをに煮る
- アクをていねいに取る
- シロップをこす
4つの手順を確認していきましょう。
1.梅とシロップをわける
梅は別の容器にいれ、シロップはなべに入れます。
2.シロップを煮る
弱火で煮立たせないようにゆっくり煮ます。
焦げやすいので気をつけてください。
20〜30分くらい時間がかかります。
3.アクをていねいに取る
白いアクが出てきますので、ていねいにアクを取ります。
アクが残ると苦みやえぐみが残る原因になります。特にアク取りが大事です!
ときどき味見をすることをオススメします。
4.シロップをこす
シロップが冷めたら、保存容器にじょうごを置き油こし紙を敷いてゆっくりシロップをこしていきます。
冷蔵庫で保存し、半年〜1年ほどをめどに飲んでください。
梅シロップが苦い、渋み、えぐみが残っても飲める
アク抜きをしても苦みが完全にとれないことがありますが、それでも飲むことはできます。
個人的な感想ですが、私は梅ジュースで飲んだときに、まだ渋みが残っている感じがしたので、炭酸割りにして飲むと渋みはマシに感じました。
お酒が飲める方は、焼酎やウイスキーを加えると苦みや渋みはマシに感じるかも知れません。
私はパン作りもするのですが、パン生地に苦い梅シロップを入れて作ったら苦みは感じられず、美味しくいただくことができました。
手作りパンを作られる方は、パン生地に苦い梅シロップを入れても活用できます。
ホームベーカーで簡単にできる、梅シロップご飯入り食パンの記事はこちらで紹介しています。
梅シロップの時期が過ぎても作れる
どうしても飲めない時は、作り直すのもひとつの手段です。
梅シロップを作るのは、6月ごろですが冷凍梅を購入すればいつでも作ることができます。
3.梅の実が苦い、渋み、えぐみを消す、減らす方法と梅ジャムの作り方
梅の実の場合もシロップと同じで原因がアクのため、シロップと同じようにアク抜きをする必要があります。梅の実も同様アク抜きをしても苦みが残ることがあります。
1.梅の実を水につけ、アク抜きをする
2時間ほど水につけ、アク抜きをします。
2.梅の実と種をわける
梅のエキスが出てしまい、ほとんど梅の実はしぼんでいると思います。
その中から、ふっくらした梅の実の種を外します。
3.梅の実を煮こぼす
なべにたっぷりの水と梅の実をいれ、沸騰させアク抜きをします。
お湯を捨て、梅の実だけをなべに戻します。
4.アクをとる
弱火で沸騰させないように梅の実を煮ていきます。
焦げやすいので気をつけてください。
白いアクが出てきたら、ていねいにアクを取ります。
アクを残すと苦みやえぐみが残りますので、アクを取り残さないようにしてください。
5.梅を煮つめる
梅の実がやわらかくなるまで煮つめていきます。
味見をしてお好みで砂糖やハチミツを加えてふたたび煮つめます。
梅に苦みや、えぐみが、渋みが残っても食べることはできます。
6.冷蔵庫で保存
冷めたら、消毒済みの保存容器に入れ冷蔵庫で保存してください。
市販のものと違い、手作りジャムのため保存期間は短めです。
早めに食べきることをオススメします。
冷凍梅で梅ジャムを作りたい方はこちらで紹介しています。
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4.梅シロップが苦くならない失敗しにくい2つのポイント
- 梅のアク抜きを1時間ほどする。
- 南高梅や古城の青梅を使用する。
青梅は朝ごはん本舗公式サイトで購入できます。
失敗しにくい梅シロップの作り方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
氷砂糖以外の三温糖で梅シロップを作った記事も紹介しています。
5.夏の暑さにオススメ子どもも飲める梅シロップ
梅シロップの苦みをとることができましたら、梅シロップを梅シャーベットや梅ジュースはいかがでしょうか?
材料が梅と氷砂糖だけで作っているので、安心して子どもにも飲ませることができます。
我が家の小学生の子どもは、1年中ジュース代わり梅ジュースを飲んでいます。
夏の暑さで食欲がないときは、梅シロップや梅干しでのりきりましょう。
福岡県にある通販サイト「朝ごはん本舗さんのパリパリ梅」もおすすめです。
6.まとめ
どれだけ失敗しにくい梅シロップを作ろうと対策していても、苦みや渋みが出てしまう場合があります。苦みや渋みの原因はアクだと知り、アクを取りのぞくことにより「苦い梅シロップ」の救済ができます。
毎年違ったあじを味わえるのも、楽しみではないでしょうか?
梅シロップ作りは冷凍梅が便利です。
梅シロップを作った後は、梅干し作りに挑戦してみてはいかがでしょうか?
自家製手作り梅干しの作り方を、こちらの記事で紹介していますので参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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