初投稿2023年9月27日最新更新日2024年3月8日
せっかく梅シロップを作ったのに、発酵して濁ってきたり、泡が出てきたり・・・。
・梅シロップが発酵しているのか見分け方がわからない。
・発酵していても対処すれば梅シロップは飲めるの?
そんなお悩みはありませんか?
私も以前作った梅シロップが発酵したことがあり、15年梅シロップを作っていて初めてのことだったので飲めるのかな?と思ったことがあります。発酵した梅シロップは対処すれば飲むことはできます。
この記事では15年梅シロップを作っている私が、発酵した梅シロップを飲める状態にした対処法と発酵する原因を紹介しますので、最後まで記事を読んでくださいね。
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梅シロップが発酵する原因
梅や保存容器をキレイに消毒しても、目に見えない菌が付着していて、梅シロップが発酵してしまうことがあります。
梅に含まれる酵母菌が、糖分を分解してアルコールを作ってしまうといわれています。
気温が高かったり、涼しいところで保存していなかったりすると発酵が進んでいきます。
梅シロップの見分け方
梅シロップが発酵して濁っているのであれば、飲むことができますが、カビが生えたり腐敗しているものは廃棄しなければいけません。
発酵しているが飲める
- 泡が出ている
- 梅がふくらんでいる
- 白っぽく濁っているが味はおかしくない
- ビンを開けるとポン
- アルコール臭がする
発酵していてもこのような状態であれば、飲むことはできます。
アルコールが好きな方やアルコール臭が気にならない方は、そのまま飲むことができます。
アルコールが苦手な方や発酵を止めたい方は、対処する必要があります。
廃棄しないといけない梅シロップ
- 梅シロップが濁って、味がおかしい
- 梅の実がドロドロになっている
- カビが生えている
- 梅シロップに白いものが浮いている
このような状態であれば、残念ですが廃棄することをおすすめします。
梅シロップの時期が過ぎても冷凍梅を購入し、作り直してみてはいかがでしょうか?
発酵した梅シロップが注意が必要な人
アルコール成分が含まれているため、妊婦さんや子どもは注意が必要です。
加熱してアルコール成分がなくなれば、飲める可能性はありますが、あまりおすすめしません。
我が家の小学生の子どもに、煮沸した梅シロップを飲ませたことがありますが、いつもの梅シロップと違う味がして美味しくないといわれたことがあります。発酵した梅シロップは子どもには不人気でした。
発酵した梅シロップの対処法
アルコールが苦手な方や発酵を止めたい方は、シロップを煮沸することでアルコール分が飛び飲みやすくなります。また、煮沸し冷蔵庫で保存することで発酵をするのを止めることができます。
梅シロップを作ってどのくらいで発酵したかにより手順が変わってきますので、ご自分の梅シロップが、どのような時期なのかを確認してから取りかかってください。
梅ロップを作って間もない
2週間以内だとエキスが出ていないことがあるため、梅シロップを煮沸してから再度シロップと梅を戻しエキスを出す必要があります。
氷砂糖が残っていても一緒に煮沸すれば溶けます。
煮沸の仕方
- 梅とシロップを分けます。
- シロップだけを鍋に入れ、弱火で加熱します。
- ふかさないようにアルコールを飛ばし、アクが出てきたら取ります。
- シロップが冷めたら、油こしやコーヒーフィルターなどで、こしていきます。
- 漬けていた容器をキレイに洗い、水気がないように乾かします。
- 煮沸したシロップと梅を戻し入れます。
- なるべく涼しいところや冷蔵庫で保存します。
- 保存していると、梅のエキスが出てきますので、エキスがしっかり出たらシロップと梅を分けて冷蔵庫で保存してください。
煮沸して冷蔵庫に入れることで、発酵が止まりますので、半年から1年を目処にお召し上がりください。
梅シロップを作って2週間以上
梅シロップを作って2週間以上であれば、梅のエキスが十分出ている頃だと思います。しっかりエキスが出ているのであれば、梅は加工し、発酵しているシロップは煮沸します。
氷砂糖まだ残っていても一緒に煮沸すれば溶けます。
煮沸の仕方
- 梅とシロップを分けます。
- シロップだけを鍋に入れ、弱火で加熱します。
- ふかさないようにアルコールを飛ばし、アクが出てきたら取ります。
- シロップが冷めたら、油こしやコーヒーフィルターなどで、こしていきます。
- キレイな容器にシロップを入れ、冷蔵庫で保存してください。
煮沸して冷蔵庫に入れることで、発酵が止まりますので、半年から1年を目処にお召し上がりください。
お酒を飲まれる方は、発酵処理をした梅シロップを焼酎やウイスキーに混ぜれば梅酒のかわりにするのもありかも知れません。
子どもも飲める発酵していない梅シロップレシピ
- 王道の梅ジュース
- 梅サワー
- 梅シロップのお湯わり
- 梅シロップシャーベットなど
梅シロップは梅と氷砂糖だけしか材料を使っていないので、子どもも安心して飲むことができます。
大人も子どもも飲める梅シロップの詳しいレシピは、こちらで紹介しています。
手作りパンを作られる方は、パン生地に発酵した梅シロップを入れても美味しいですよ。
ホームベーカーで簡単にできる、梅シロップご飯入り食パンの記事はこちらで紹介しています。
発酵した梅の実の活用方法
アルコール分が気にならない方やアルコールが好きな方は、発酵した梅をそのまま食べることができます。冷蔵庫で保存することで発酵がとまり、半年から1年は日持ちします。
アルコールが苦手な方は、梅ジャムにして加工することをおすすめします。
梅ジャムの作り方
- 梅の実と種に分け、実は刻みます。
- なべに刻んだ実と種を入れ、実がやわらかくなるまで煮ます。
- 水分が出にくいときは、少しシロップを入れ煮詰めます。
- 実が柔らかくなり、種についている果肉が取れれば出来上がりです。
- 冷めればキレイな容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。
ジャムにしてしまうと、日持ちはしませんので食べる分だけをジャムにし、早めにお召し上がりください。
シロップに苦みやえぐみがある
同じように煮沸し、アクをキレイに取ることで苦みやえぐみが軽減します。
シロップの苦みを軽減する方法はこちらの記事で紹介しています。
発酵させない梅シロップの作り方
- 使用する道具類は丁寧に消毒します。
- 黄色い梅を使わず、青梅を使用します。
- 青梅を2時間ほどアク抜きをします。(梅シロップが苦くならないためです)
- 梅のエキスが出やすくするため、冷凍梅を使用します。
- ビンをゆすり、梅エキスを早く出るよにします。
- なるべく涼しいところで保存します。
冷凍梅を使うと出来上がりが早く、失敗しにくいです。
青梅は朝ごはん本舗公式サイトで購入できます。
冷凍梅を使った詳しい梅シロップの作り方は、こちらの記事で紹介しています。
まとめ
梅シロップが発酵したときの対処法を紹介しました。
発酵しても気にならない方はそのまま飲めますし、発酵したアルコール臭が苦手な方は、煮沸することで飲みやすくなります。また、冷蔵庫で保存すれば発酵が止めることができます。
私も毎年梅シロップを作りますが、苦かったり発酵したりする年もあります。最近では、毎年違う味が味わえるのも楽しみだなと思いながら作るようにしています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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