初投稿2023年9月12日最新更新日2024年3月5日
土用干しをするタイミングを、逃してしまうことはありますよね。
そんなとき、土用干しの時期が過ぎたら、どうしたらいいんだろう?
秋に梅を干しても大丈夫なの?
そんな、お悩みはございませんか?
実は、土用干しのタイミングを逃しても秋に干せば大丈夫。湿気が多い日や天気が悪い日、真冬でなければいつ干してもいいのです。
この記事では15年梅干し作りをしている私が、8月の土用干しの時期と9月の秋に梅を干して比較を実例で紹介しますので、最後まで記事を読んでくださいね。
梅干しを干すのに便利な竹ザル
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土用干しの時期が過ぎたら?
梅の土用干しをしようと思っていたら、タイミングが合わず時期が過ぎてしまうときがありますよね。
でも大丈夫です。土用干しの時期に干せなくても、秋に干せばおいしい梅干しに仕上がりますので、安心してください。
必ず夏に干さないといけないことはなく、湿気が多く天気が悪い日や真冬以外であればいつ干してもいいです。
「カラッとした天気のいい日に干せば大丈夫です!」
私は試したことはないですが、1年後に干しても問題がないと言われています。
秋に梅の天日干しをしてみた
今年の8月の土用干しをした時期は、暑さでめまいがしそうな日でした。
秋に干したときは、朝晩は涼しくなり、昼間の暑さも少なくなり風がサラサラし心地よい日でした。
土用干しの時期と秋の時期に干した梅の違いを比較
真夏の8月、秋の9月に干してみました。
干す時間は、8時から15時
土用干し真夏、8月
土用干しの時期は、干す時間が短くてもよく乾き、小梅や赤しそは、3日間干すとカラカラになってしまい、硬めに仕上がってしまいます。
乾きすぎるため、梅の大きさや好みの硬さで、干す日数を変更してもいいように思います。
外気が暑いので、夕方取り込んだ梅が熱く、乾くというより蒸し干しのような感じでした。
涼しい秋、9月
夏に比べ、秋の太陽は和らぎ、同じ時間梅を干しても、乾きが少し悪かったので、3日目は、7時から16時と3時間長めに干してみました。
夏は蒸し干しのような感じだったけど、秋は風で梅が乾いていく感じで、しっとりした仕上がりになり、長い時間干しても、乾きすぎることはなかったです。
大きい梅や、よく乾いた梅が好みの方は、秋に干すなら日数を4日や5日に延ばす方が良いように思います。
梅酢に戻さなくても、乾き過ぎていないので、しっとりしており、梅に塩が吹くのが少なかった。
大きい梅は土用干しの時期にし、小梅や赤しそは秋に干した方が、しっとり仕上がるのではないかと思います。
土用干しの詳しいやり方は、こちらの記事で紹介しています。
我が家で使用している完熟梅はこちらの記事で紹介しています。
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梅を干す時期のおすすめ
お仕事をされている方は、難しいかもしれませんが、比較的自由に時間が取れる方でしたら、ご自身の梅干しの仕上がりの好みによって、梅を干す時期を決めてみるのも面白いかもしれません。
夏の土用干しにおすすめしたい方
- 大きい梅を干す場合
- 赤しそをカラカラにし、ふりかけにしたい
- 梅干しの皮が硬いのが好み
秋干しにおすすめしたい方
- 小梅や赤しそをしっとり仕上げたい
- 梅酢に戻さなくても、そのままでもしっとり仕上げたい
- カラカラに乾いていないので、塩辛さは和らぐ
竹ザル以外で干した梅干しや、梅を干す日数の比較はこちらの記事で紹介しています。
まとめ
土用干しをするタイミングを逃しても、秋に干せば問題ないです。
どちらの時期に干しても、梅の実がやわらかくなり旨みが凝縮して長期保存できる干すメリットが得ることができます。土用干しの時期を過ぎてもあきらめずに秋に干すことをおすすめします。
梅を干した後、梅酢に戻すか戻さないの記事はこちらで紹介しています。
梅干しの作り方を一覧にまとめた記事を紹介しています。
来年の梅干し作りに役立てていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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